北海道・・・
楽しんできましたが(笑)、観光しながらも、頭の中は、秋田(および東北)との、この差は、どうして?なぜ?と思考のクセで頭がいっぱい(笑)
なんで北海道、秋田より繁栄してるんですかね?
だって秋田より寒いんですよ?
しかもだだっ広くて、移動効率悪そうだし。
開放的なのは魅力的だけど、道に迷って遭難したら帰ってこれない気がする・・・(私は方向音痴)
地理的および気候的に秋田のほうが・・・
観光地的にも北海道好きの人には怒られそうだけど、北海道と比べても、北東北の観光地、なかなか見ごたえあるところ多いですよ。しかも北海道に比べて移動距離短く、観光ポイントを複数まわることができるでしょう。
下北半島の馬、鹿角の尾去沢鉱山跡地、湯沢の小安峡大噴湯および川原毛地獄、日本一深い田沢湖・・・等々。
ちなみに私は十和田湖よりは田沢湖派です。透明度が違うし、魚のエサやりが楽しい。ぜひぜひ田沢湖いったら遊覧船やスワンボート等で、遠くからでなく、まさに水面の美しさを堪能していただきたい。
あと比較対象として微妙ですが、恐山より川原毛地獄のほうが見ごたえあると思いました。
でも総合評価では男鹿半島より下北半島のほうがポイント高し。(あくまでも非常に個人的な感想)
・・・というように、語ると長くなるので終わりにしますが、おススメ観光地が多数。
秋田しか知らなかった頃は秋田及び東北はつまらないところだと思っていましたが、関東で約10年暮らし、外に出て、なんでこんな観光地が混んでいるのかしら?これだったら秋田のあそこのほうが・・・と思うようなことが度々。
今回の北海道でも、北東北の観光地に比べて観光客の多さ、特にアジア系外国人がいたるところにいましたが、なぜ北東北の空を飛び越えて、みなさま北海道へ・・・(涙)と、地元観光地の閑散たる状況と比較して哀愁が漂ったのでした・・・
あれですかね? とりあえずなんかご利益ありそうな像でもつくって、カランコロンならせば幸せになれるという鐘でも設置して、無理やり新名所つくったら観光客増えますかね?
(冗談です)
しかしほんと、アジア系外国人観光客多かったですねぇ・・・
北東北ではそれほどですが(苦笑)、他の地域では全国的に増えているんでしょうね。
これだけアジア系観光客が増えているのを見ると、しみじみと、近隣各国が経済成長したのにひきかえ、相対的に日本は安くてお手頃の国になっていっているんだなぁ・・・と、複雑な哀愁漂う気持ちが横切ります。
外国人観光客が増えたのを手放しで喜べるほど、いろいろ深読みが好きなので能天気にあらず。
以下は札幌市のホームページから転載。
秋田県の外国人宿泊者数と比較・・・するまでもないですね(苦笑)
・・・引用・・・
○2018年度に札幌を訪れた観光客は約1584万6千人で、前年度の約1527万1千人と比較すると3.8%の増加。
○外国人宿泊者数は約271万9千人で、前年度の約257万2千人と比較すると5.7%の増加となった。
国・地域別の外国人宿泊者数は以下のとおり。
1位 中国 67万175人(対前年度比8.2%増、前年度1位)
2位 韓国 63万4,537人(対前年度比11.0%増、前年度2位)
3位 台湾 50万1,653人(対前年度比 6.7%減、前年度3位)
4位 香港 21万1,076人(対前年度比 14.3%減、前年度4位)
5位 タイ 20万2,772人(対前年度比49.0%増、前年度5位)
上位5つの国・地域で全体の81.7%を占めている。
・・・・・
『日本人が貧しくなったワケ。もうアジアでもトップではない…』
https://limo.media/articles/-/11273
上記サイトの「日本はやみくもにGDP増大を求めるのではなく、今後も継続的にインバウンド需要を喚起し、観光客であれ職探しであれ、外国人が来やすい経済運営をすべきではないでしょうか。好むと好まざるとにかかわらず、筆者オフィスの近くのコンビニでは外国人スタッフがほとんどですし、彼らも稼げるから日本にいるのです。
おそらく今後は、GDPや一人当たりGDPの高い国が良い国ではなく、そこそこ稼げて居心地のいい国が良い国と評価されるのではないかと思っています。」という記載が気にとまりました。
このままいくと、北東北はどんどん人口が減少し、産業も衰退して、消滅危機の市町村が増えるのではないかと危惧しております。
高齢化が進み、そんな状況の中、新たな高度な何か産業等というのは、北東北において持続可能な戦略として無理があるように思います。
インバウンド需要を喚起。
札幌でみた、いたるところに外国人観光客が・・・を、北東北でも実現出来たら、飲食業店が賑わい、小売りも潤い、お金が回り始め、雇用も経済も、めちゃくちゃ儲かるわけでないけど、そこそこ稼げるようになり、居心地のよい地域・・・に少し近づいて、多少は人口流出が減り、自治体消滅スピードがゆるやかになるのではないかしら・・・
もうここまで地方の少子高齢化がヤバい状況になってることを考えると、「県」単位でなく、複数の県で合同で対策を考えるところまでになっているんでないですかねぇ・・・
北東北の空を飛び越えて行ってしまう、通過されてしまうのは、北東北に関心を持ってもらったとしても、アクセスが・・・
インフラが・・・
道路と空港、シャトルバス、観光バス・・・
北海道って広いんですよね・・・
東北6県を合計した面積より広い。
だから観光するにも、すごい移動にも時間がかかる。
逆に言えば、観光バスなどが充実していれば、少々遠くても、そこを目的地に観光客はくるわけで、今回も札幌から旭川まで日帰りでバスツアーを利用しましたが、片道140kmぐらいあるんですよね、秋田から盛岡まで120kmぐらいかな?、そのぐらいの距離なら普通にバスツアー企画して、私が利用した日は外国人客も多数で満席で観光地巡りに出発したわけで、インバウンドが成功したら、宿泊は秋田駅周辺で夜は繁華街で楽しんでもらい、昼間は秋田駅発着で観光バスツアーをいろいろ企画し、尾去沢行ったり、田沢湖行ったり・・・
もう秋田さえよければと考えずに、東北全体の引き上げを考え、北東北および南東北に1つずつ、拠点空港を決めて、そこの空港へは、都道府県各県やいろんな国の飛行機が発着するようになるよう誘致して、拠点空港から、各県の県庁所在地へは手頃な値段でのシャトルバス運営とかしてほしいですね。
北東北だと、どんな空港かよくわかりませんが、花巻空港を充実させて、そこから、秋田、青森へ観光客が来やすい流れをつくるとか。花巻空港までなら、秋田駅まで約2時間、140km(札幌、旭川間と同じぐらい)・・・。片道2千円ぐらいでシャトルバス出して・・・。
とにかく東北へのアクセスをなんとかしてほしい。
1つの県が単独では無理でも、複数であれば少し現実的に容易になるかなと妄想。
上記サイトから更に引用です。
『ところが令和元年の足元では、世界はグローバル化し、かつ国ごとに明確な経済戦略があることが見て取れます。図表1の中で上位国のリヒテンシュタイン、モナコ、ルクセンブルク、バミューダ、マカオ、スイスは金融サービスを経済の中心に据えています(マカオの中心経済はカジノと観光ですが、カネを扱うということでは十分に金融立国とも言えるでしょう)。
その次のグループのノルウェーはエネルギー(油田・天然ガス)、アイスランドは観光・水産業で付加価値を創造し、アイルランドは低率の法人税でグローバル企業を誘致し、ケイマン諸島もオフショア金融センターとして確固とした地位を築いています。言わずもがな、シンガポールも香港も金融サービスが主要産業となっています。
一方、日本にはそうした国家レベルの経済戦略がありません。最近ではインバウンド需要が旺盛で潤っている企業も多いとは思いますが、言い換えれば、物価が相対的に低い日本にお金を持った外国人が大挙して来日しているのではと推察します。決して、日本が金融立国や産業立国となってビジネスや人を引っ張っている印象はありません。』
東北のこれからの生き残りを考えると、インバウンド需要を取り込めるかどうかは、大きいと思われます。
しかしいまのところ、せっかくのこの需要から取り残されている感じがしないでもない・・・
他のアジア各国の成長等を見ていると、この需要は一過性のものでなく、今後も長期的に続いていくんだろうなぁ・・・と想像します。
県レベルの経済戦略・・・
まずはアクセス及び観光を容易にしてもらいやすくするためのインフラ整備に力をいれつつ、少なくても英語できる人口を増やせたほうがよくない?
北海道旅行で利用したバス会社のガイドさんも英語喋っていました。
自治体によっては公立でも小学校1年生から英語始めてますよね・・・
(他の教科なら日本全国、公立の学校であれば、そんなに進み具合とか違わないと思いますが、英語だけは、公立であっても自治体や学校によって差があるみたいですね・・・)
また長くなってきましたね(汗)
妄想は尽きないですが、このへんで・・・
引用元の札幌市のホームページ。
https://www.city.sapporo.jp/keizai/kanko/statistics/statistics.html
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