たまたま雑誌(確かプレジデントだったような・・・)で見かけた松井秀喜のインタビューで、大変よいことが書いていたので、しばらくその言葉を心のmy格言としていました。
松井秀喜の恩師の言葉と紹介されていたのですが、その後にアメリカの有名な心理学者の言葉と判明。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
ウィリアム・ジェームス(アメリカの心理学者)
自分を高めて運命をよい方向へ導くためのエッセンスが凝縮されておりますね。根性なしの私ですが、根性論、好きです。
自分の運命を変えたいと思ったら、性根の部分から変えていかないと駄目です。小さな心がけの繰り返し、積み重ね・・・それがいつしか大きな歯車になり運命をも変えていくのであります。
けっして悪い心がけを繰り返しちゃいけないっすよ、これだって積み重なれば雪だるま式に悪い方向へいく歯車になっちゃいます。
自分の未来は自分次第。
さて、昔からのロングセラーになっている本って、やはりロングセラーになるだけの価値をもっている本が多いように感じます。
最近の、成功哲学的思想を書いてベストセラーになっている人だって、けっこう昔からのロングセラーの本を読んでいて影響を受けていたり似たような考え方だったりで、時代に関係ない普遍的なものを感じます。
温故知新。
発売後、しばらくたっても書店から存在が消えない、定番的な本にはハズレが少ないような気がします。
ところで、ビジネスマンの間で、目標設定の大切さなど成功哲学的な思考の存在は、かなり浸透してきているように感じられる今日この頃、
私はぜひ、成功哲学と並んで宗教学(中国古典含む)を学ぶ重要さを主張したい。
いくら文明が発達しても世の中は結局、普遍的に「心」だらけで動いています。成功哲学的な考えも「人間の心や心理の動き」に注目しています。さてさて成功哲学的な考え方が体系化されるずっと昔より、人類に意識するしないぬきに影響を与えてきた思想体系がありました。それが「宗教」です。
どうも、元理系だったので、物事の原因やルーツの、源流、源流をさかのぼって考えてしまうクセがあるのよねぇ・・・。
中国古典書物の禅や孔子(論語)などの思想を読むと、数千年前の思想にもかかわらずにこんなに高度に完成された思想があるのかと故人に尊敬の念を覚えずにはいられません。そしてその思想の普遍的な価値や日本人に無意識的に多くの影響を与えていることに改めて気づかされます。
確かマーフィーさんも孔子に興味あったようだし、カーネギーも晩年、禅とかの書物読んだりしていたのよね?
日本では「宗教」の話をしようと思っても、うさんくささがつきまとい、なんか抵抗感を感じます。宗教の話はなんとなくタブー。偏見がありますよね。実は私も多少もってます。「宗教」という言葉が出るだけで構えます。しかし、占いなんかと一緒で、うさんくさいと思いつつ、興味を密かにもっている人も多いのではないでしょうか。
ビジネスに限らず、生きていくための心構えとして、偏見なく客観的に宗教学を勉強してみるというのは絶対にに価値ある発見があると思いますよ。
そのへんに関しては、マーフィーやナポレオンヒルなどの本は足元にも及びません。なにせ何千年もの歴史の重みや支持されてきた価値が違います。
又、一般教養的に、知ってると知らないでは、世界をみる目が違ってきます。
名言・格言好きのビジネスマン、多いんじゃないかと思います。
ご存知のように、中国古典や宗教からの四字熟語、多いですよね。
偏見などなく本屋でよくまとまった宗教学などの本を買って読まれてみては。
目からウロコの思考、考え方に、出会うことができるんじゃないかしら?
例えば宗教による国民性への影響
「キリスト教(一神教)→唯一神のみが正しい→択一的発想(正しいものは1つである。(欧米人の心の基幹)」
「仏教・神道(多神教)→神や仏は唯一の存在ではない→中道的発想(正しいものは1つであるとは限らない。)(日本人の心の基幹)」
自分の潜在的な思想のルーツをたどるのは面白いですよ。
ちなみに、私自身は特定の思想や信仰はもっていません。
どちらかというと宗教も思想や哲学の1つとしてとらえています。
(※2005年1月に書いたものを再編集しました)
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