私も育児を終わって、何年も経ってしまったら、問題意識が低下して、現役育児世代の悩みに鈍感になってしまうかもしれない。なので、ここに記録として残しておく。

》1歳+親 日記

自分自身の経験を通して、女性の仕事と育児の両立の難しさを思う・・・

今回、2週間近く子供が保育園まともに行けなかった。
もし私が雇われの身だったら・・・?
2週間も早退したり欠勤する女性社員。それ以外にも頻繁に欠勤や早退、遅刻あり。
どこまで社長さんなら寛大になれるでしょう?

周りを見ても、比較的実家の支援を受けれている人は仕事との両立が出来ていたりするけど、そうじゃない人は、旦那さんが協力できる体制だったり、ある程度の規模のある会社で休んでも他の人が仕事をフォローできる状況があったり・・・いくつかの好条件が整っている人でない限りは、かなり厳しい感じ。

労働相談などで、たまに実際、結婚、妊娠して会社から辞めるよう促されている相談があったり、企業人事担当者さんから、うちの会社では子供が出来たら家庭に入ったほうがよいと諭しているといった話を聞いたりもする。

日本は他の先進諸国と比べ、妊娠、出産を機に退職する女性が多い。

去年知り合った女性で、2歳と3歳の年子を抱えて保育園に子供を預けて育児と仕事を頑張っている人がいる。実家は県外。旦那の実家は同じ市内にあるが事情があって一切頼れない。
経済的に旦那だけの収入では暮らせず、働かないわけにはいかない。
幸い、大きな組織の非正規社員の仕事なので、自分が休んでもなんとか仕事はまわり残業もほとんどなく、子育てを考えれば職場の理解には恵まれている。
でも先月も子供がインフルエンザになったり・・・
見ていて痛々しいほど、お母さん、弱っております(涙)。。。

うちもそうだけど、子供が病気になると、けっこう親も病気になる。
でも親が病気になっても子供が小さいと育児を休むわけにはいかず、無理せざるをえない。
仕事が休みの日も親…特に母親には休む日がない。
頼れる人がいれば、ちょっと預けてリフレッシュもできるでしょうが・・・

ハァ・・・ みていて痛々しいけど、どうにもできない。

一昨年、大阪でシングルマザーが幼い子供2人を育児放棄して見殺しにする事件があった。

よく、女性が働きやすい会社は男性も働きやすい、という。

きっと、シングルマザーが子育てしやすい社会は、普通の夫婦で育児をする人達にとっても子育てしやすい社会だと思う。
本気で子育て、両立支援など政府が考えるなら、そこに目標をおいてもよいのではと思う。
(少子化対策のためには、結婚前、結婚後では必要な支援がまったく異なるため、段階に応じた視点が必要になりますが)

そのためには企業に政策を押し付ける解決策でなく、社会全体で考える仕組みが必要だと思う。

私はまだまだ助けてくれる人がいるので恵まれていると思う。
だけど届かない「助けて」を発している人がたくさんいるだろうことが想像つく。

産後、健康の大事さをしみじみと実感した。

最近、孤独死がニュースで話題になったりしてるけど、
息子と2人、具合が悪くて動けず、病院にすらいけない日々があったりして、かといって救急車を呼ぶほどでなく、このまま悪化して(旦那がこなければ)干からびるのか・・・とか想像したりしたことがありました。

育児に限らず、いずれ子供がいても地元から離れて、旦那が先に死に、私のほうが長寿で孤独な老人生活を送る日々がくるかもしれません。

・・・と、社会問題を考え始めると、ほんときりがなく、いろいろと考えがふくらんでしまいますね。

いま育児をしている現在の感性だからこそ気付き、感じることもあると思う。
育児を終わって、何年も経ってしまったら、問題意識が低下して、現役育児世代の悩みに鈍感になってしまうかもしれない。

こうして感じたことを忘れずに、仕事にいかしていきたいと思う。

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