読書感想:パートさんに正社員以上の仕事をしてもらう本

仕事
最近読んだ本の読書感想です。

・「パートさんに正社員以上の仕事をしてもらう本」北見昌朗

BOOK OFF(古本屋)で100円で買いました。
なので、けっこう前に出版されたのであり法律の部分も現在と多少違ってましたが、面白く読めました。

時々、考え方に「どうよ????」と思う部分も個人的にはありましたが、勉強になる部分が多かったです。

自分が仕事を請け負うことを考えると、圧倒的に中小企業の経営者の方を相手にすることになると思うのですよね。

そうなると大企業のノウハウが、そのまま中小企業で真似てもうまくいかないことも多いだろうから、自分もそのへんを考慮して意識を変えておかないとなぁ・・・と ちょうど漠然と思っていたところでした。
そうしないと、経営者と私の考える思考のレベルにズレが生じて意思の疎通がうまくいかないと思って・・・。

20代の頃の苦い経験ですが、中小企業で品質管理規程など、書店で購入してきた文書事例などを見ながら立派なものを作ろうと思っても、まず、うまく機能しないことが多いっす。
(過去の未熟な実体験より・・・(泣))
会社の規模や人材のレベルなど、よく把握したうえでアドバイスしないと、せっかくシステムを考えても機能しません。
そのうち運用がうまくいかなくなり、埃をかぶることになるでしょう。

今年1年、中小企業の経営の実態を把握しておくのも自分の課題でしょうかね。

この本の著者は、そんな中小企業の実態をよく把握している方だなぁと感じました。

中小企業というのは、労働集約型産業が多いらしいです。
人間が体を使ってモノを作ったり、運んだり、売ったりなど、現場的作業が大半。高度な判断業務は社長がしているだけという場合もけっこう多い・・・。

そこでパートさんの有効活用という話になるわけですが、
そうですよね・・・この本が出版されたとき以上に、雇用の多様化が進んでいると思われます。
いままで就業規則なども正社員中心の視点で考えていたけど、これからは・・・
いろいろとパートさんのモチベーションアップなどのヒントも書かれています。
これからの就業規則作成の仕事では、会社での非正社員の比率によっては、そのへんの考慮も重要になってくるかもしれませんね。
会社によっては従業員の人数の半数以上がパートやアルバイト、派遣社員というのも珍しくないですもんね。

経営のリスク対策の話もけっこう出ています。
中小企業の経営者としては、少ない人数で仕事をしているために突然仕事を辞められたりしたら、1人に仕事が集中していた場合、けっこう痛いと思うのですが・・・それもパートの採用の仕方しだいで・・・
あとFPの勉強していたときに見かけていて、そんなのあるんだ~とは知ってましたが、労災上乗せ保険は不可欠、無記名式のにする、割安な掛け金で大型保障・・・など、民間保険の活用方法なども書いてました。

あと、社労士の卵以外は興味もたないと思いますが(笑)、本の中に出てくる「ステップアップシート」の事例を見て、このような仕事をいずれ自分も出来るようにならなくてはならないのねと、参考になりました。
レベルの上の方に、就業規則の社員説明会、労働基準監督署の呼び出し(労働時間)、年金の相談、社員の方への社会保険説明会講師、労災申請(遺族、障害)・・・とある。
がんばらないとですね~(汗)

もう1冊の読書感想は、また次回に。。。。

コメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    以前、東京でセミナーをやられた時に
    お会いしたことがあります。
    アクの強い方でした。
    好きな人と嫌いな人に別れそうな感じ
    です。
    特に独特な言い回しがあるんですよ。
    でも、書籍は面白いので、僕も何冊か
    持っています。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    ミネちゃん1962さんへ

    >以前、東京でセミナーをやられた時に
    >お会いしたことがあります。

    そうなのですか!
    ちょっとブログを書いた後に、北見先生のHPを検索して覗いてみました。
    ・・・・とてもセミナー、高額ですね・・・・。

    >アクの強い方でした。
    >好きな人と嫌いな人に別れそうな感じ
    >です。
    >特に独特な言い回しがあるんですよ。

    私が本を読んだ感想も、「???」と感じる部分が多少あったので、なんとなく納得です(笑)

    >でも、書籍は面白いので、僕も何冊か
    >持っています。

    とても私も面白く読めました。
    機会があれば、他の著書も読んでみたいと思いました!

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