今後こそ、退職金の本の感想

株の方、今日は市場全面上昇なのでよかったです。
ふぅ～（汗）
強気に昨日、たくさん仕込めた人は、かなりの確立で既にプラスの利益となっていることでしょう。いいなぁ～・・・

さて、先日書かなかった退職金の本の感想です。

この本を読み終わったとき、大きな退職金革命の波がくるかもしれない・・・という感想をもちました。
既に適格年金問題などで退職金については注目をあびていますが、それ以上の大きな変革期がきそうな・・・。

退職金とはなんのために？・・・と、見直す動きが出てきそうな本です。

・・・でも、変化を好まない人も多い。
本を読み終わった瞬間の印象よりは、現実にはそんなに変わらないかな？

そもそも退職金とはなんぞや？

経営者の方々は、どのような考えで退職金を出しているのでしょうか？
何のために払っていますかね？

長年働いてくれてありがとう・・・ということでしたら、終身雇用が崩れてきています。雇用形態も多様化しています。
正社員優遇の時代は終わるかもしれません。
退職金の資金を前倒しで給料に含めた方が、よい人材が集まるかもしれません。

福利厚生、モチベーションアップ・・・というなら、従業員にその効果でてますか？
そもそも、自社の退職金について具体的に知っている従業員、どのぐらいいますかね？

外国では「退職金」という考えがなかったりするらしいです。

従業員の皆さんも、自社の退職金制度について、ちゃんと知っていますか？

私が昔 正社員勤務していたときは無知でした。
せいぜい気にしたのは、何年勤めると貰えるようになる、ぐらいですかね？（笑）
若い人だと、そんなもんですよね？
（ほんと経営者にしてみたら、目に見えない形で もし退職金を積み立てしてくれていたとしたら、モチベーション効果としては費用に対するメリットなしですね（笑））

一度、退職金規程として就業規則の一部として定めたら最後、それはしっかり社員の権利として確定します。労働契約の一部となるわけです。
したがって、会社は必ず規程どおりに支給する義務が発生。

「ボーナス」と「退職金」は、全然 法的な性質が違うものなんですよ！
ボーナスは業績に応じて支給し支給基準はその都度決定しても、退職金は労働契約の一部ですから、勝手に経営者が一方的に変更したりできないものなのです。この認識が大事！

経営者にしてみたら恐ろしい話ですね（苦笑）。
退職金規程を含む就業規則、安易に考えて作成したら、ほんま後から痛い目にあいますよ～。。。
軽く考えて、適当に作成して、実現できなかったら、裁判になったときに就業規則の根拠で負けることも多いですから。

自分の会社に退職金規程があるっていう人は、一度確認しておくことをおすすめします。労働契約の一部なのです。
いまね・・・将来、こんなに退職金払えない！って会社が多いのですよ。
油断していると社員に不利益になる退職金規定に、いつのまにか変えられているかもしれません。
でもね、契約の一部だったのだから、勝手に変えられたら文句を言えるし、少なくても既得権というのがあるのですよ。。。

この本には、いろいろな退職金トラブルの事例や、退職金の制度、問題、今後の退職金の方向性など書かれています。

401ｋの問題点も、へぇ～～～って参考になりました。
制度が改善されない限り、私は401ｋに手を出したくないですね～。。。

「社長、退職金制度、この際、辞めちゃいましょ？」

・・・って、提案増えたりして（笑）

あまり感想文っぽくならなかったですね・・・すみません。。。

面白く読めました。