上に立つものの人間学

》*コラム/経営・書籍 編*

先週読んでいた本の中から、面白いと思ったネタのいくつか紹介。
「上に立つ者の人間学」著・船井幸雄 より~
・組織化の天才は、よく動くものより怠け者を重用した
一般には、よく動く人のほうがよいように思えるのですが、よく動く人ほど、身近なことや目前のこと、雑事にかまけやすいという特性があるらしい。
もちろん、よく動く人は根元的なことにも興味をもっている。しかし、比率でいえば、どうしても全体の動きに占める雑事などのための動きの割合が根元的なものが占める比率よりも高くなる。
一方、怠け者のほうは、なにごとも必要最低限ですまそうとするのが特性だから、どうしても根元的なものの比率が圧倒的になるそうな。
怠け者は雑事などにかまけるほど動こうとしないのでありました。
中略・・・して、
よく動く人は、雑事の比率や目先、身近なことの比率が多いから、大局を見誤りやすい。
それに反し、怠け者のほうは、根元的なこと以外には、あまり何事にも対応してないので大局を上手につかまえるらしい。
この特性を軍事や会社に置き換えて考えてみる。
将軍とか重役は、大局をつかんで間違いのない方向を示さなければならないので、頭のよい怠け者に向く。
一方、参謀やスタッフは、将軍や重役の出した方針を実現する案を考えるのが役割なので頭がよくて、よく動く人が向いている。
将校や部課長は、普通の頭で怠け者がよい。
現場の総責任者として、それぞれが独立して機能しなければならず、大局というよりも中局という全体をまちがってつかんではならないから。
頭がよすぎると大局が見えすぎて中局における即時対応を怠けるから普通の頭の怠け者向き。
下士官や係長、職長は、第一線監督者。
とりあえず現場で上手に生き抜き、戦い抜くための指揮をとらなくてはならない。
普通の頭でよく動く人が適している。
兵隊や平社員は、上のいうとおり動けばよい。
というより、それ以外には動いては困る。
それらの機能に適するためには自分の頭で何も考えない人がよい。
といえば怠け者で頭の悪い人が向く。
あと1つ残ったのは、頭が悪くよく動く人。
これらの人については、軍隊も会社も採用しない方がよい。
なぜなら頭が悪くて無駄に動かれては、味方に誤って鉄砲を撃ちかねないから・・・だそうです。
自分はどちらかといえば、表立って何かしたりするタイプではなく、大将の後で戦略とか考えている方が向いている参謀タイプだと思っていたのですが、違ったようです。
思いっきり怠け者ですから、どちらかといえば将軍向き?
そしてうちの旦那君は、どちらかといえば参謀タイプ?
(2人とも、頭よろしければ・・・の、話ですが(笑))
確かに、ものぐさ、怠け者なので、とにかく効率重視、合理主義なところがある・・・。
無駄な仕事をしたくない。面倒くさいから。
基本的に温厚な方だとは思いますが、仕事なんかでも無駄な仕事いわれたり、効率悪い指示されたりすると機嫌悪くなったりしていたような~(汗)。
ふっふっふ。
薄々と前々から、怠け者は 効率化・合理化の発明の母じゃん・・・、面倒だからラクしようと工夫する・・・、ものぐさバンザイ!・・・と思っていたのですが、本日、正々堂々と正当化できました。
ニヤリ☆

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