ヒューマン・プロセス全体最適化戦略

》 旧ブログ記事(2010年以前)
旦那君、激痛で動かせなかった右手がかなり動かせるようになってきました。
箸ももてるようになりました。まだ通院は続きますが・・・
ご心配いただきました皆様、ありがとうございました。

さて、今週に入ってまた2冊読書終了。

感想文・・・というわけではないのですが、漠然とわかったり思ったことを書きます。

ちょっと前までしばらく、就業規則について、業績アップとか、あーでもない、こーでもない・・・と考えていた時期がありました。わかりやすい文章で書かれていれば、リスク回避・企業防衛型で結局はよいじゃん・・・と自分なりの結論に。

就業規則をただつくっただけでは、企業の中で部分最適化の効果しか期待できないんですよね。

企業の中で大事な、ヒト、モノ、カネ・・・などのうち、社労士はヒトに関するスペシャリスト・・・に、なりたいところですが、ヒトに関する部分最適化は得意にしている人が多いのですが、全体最適化まで・・・となると、コンサルタント・ファームにかなうような人は残念ながら少ないのではないかなぁ・・・。

ただでさえ、経営コンサル集団は人に関するノウハウだけでなくビジネスに関するノウハウを蓄積しているのである。ヒューマンプロセス(ソフト面)とビジネスプロセス(ハード面)をリンクさせてコンサルしたりしているのである。

社労士が人事戦略の面から業績アップとか提案しようと思うなら、せめてヒューマンプロセス(ソフト面)について、部分だけでなく全体最適化で見れるようになりたいところだと思います。

業務遂行するのが人間であり、その集合体が組織である以上 この領域へのアプローチを怠ると、業務改革、組織改革も・・・

どうしたら就業規則を切り口に、ヒューマンプロセスの全体最適化を提案できるか?
(すみません。。。社労士としては「就業規則」という商品が切り口として売りやすそうなので、あえてネタをひっぱらせていただきます)

う~っん。

組織図をピラミッドに見たとして、一番上に社長、取締役、中段に管理職、一番広い下段に一般社員・・・をイメージして、就業規則をつくったとしても、下段の方に影響力を与えるぐらいですかね?

船井幸雄さんの本によると、「組織体やグループは、すべてそのトップで99%決まる」。たとえば会社をよくしようと思ったら、社長をよくすればよいし、それでも伸びなければ社長を変えればよいそうだ。

99%までとはいかないまでも、非常に同感(笑)。

よって就業規則だけでなく、トップとの対談、研修・・・の少なくても3つセットにしないと企業活性化、しいては業績向上にはつながらないかなぁ・・・。

就業規則だけでは部分最適化しかできないから、トップとの充分なヒアリング、対談をして明確なビジョンなどをすり合せ、企業にとって人材は財産であることを納得してもらった上で、研修などを通して全社員が一体感をもって働けるような仕掛け作りを考えていく。
最終的には全体最適化により、会社を活性化させることにより競争にもつよい企業体質をつくっていく。

長期的には目標管理制度や改善提案制度などの導入により、1人1人が継続的に学び成長可能な組織体質を目指していく。又、情報の共有化、組織のフラット化もすすめていく。

短期的には人材に目を向けることの効果を感じてもらい、協力的な体制をつくっていくためにも即効性のある研修やミーティングを頻繁に実施。

管理職に対する重点的研修(将軍教育♪このほうが効率よいと思われる)などのほか、部門ミーティングや懇談会などにより社内におけるコミュニケーションを活発化させてみる。
もちろん、その都度、アンケートや月報、感想文などでアクションのチェックをし、それを次回にフィードバックするのは忘れずに。
全社的活性化を目指す♪

人を変え、組織を動かすのは「影響力」だそうです。
コンサルにしても、経営者、管理者にしても、
「いかに影響力を発揮するか?」

人の心に影響力を与え、社員同士がお互いによい影響を高め共有する・・・
企業を活性化させて、ワクワクするような組織風土にできたらよいですね。

組織活性化に向けて人事制度を中心とした各種制度、システムの構築、
組織全体の変革と効率化・・・・
その結果としての、全社的な生産性の向上。

組織変革、集団活性化、人材育成・・・
部分だけでなく、全体からの視点から。

—-

理想を語るだけなら、簡単なんだけどなぁ~(笑)

経営者層に、説明および納得させる・・・・できるかしら・・・・。

さらに研修・・とかって・・・・・。

思いっきり、主催者側になるとしたら苦手だよ・・・・。

研修の資料と内容、私が考えてつくるから、旦那君がかわりにやってくれんかしら?(汗)
(思いっきり、逃げの姿勢(汗))

・・・・・コンサルへの道のりは遠そうだ。。。。

ちなみに、企業においてビジョンの共有が大事なことは以前にも何度か書いたように思います。

スポーツなんかも、チームが一体感をもったほうが、力を発揮できるのでは?

うちの夫婦は、しかしながらビジョンの共有ができていません。
よくそれで揉めますね・・・(汗)。

なかなか言うのは簡単だけど、同じ方向性を見れるようになるというのは難しかったりするのかなぁ・・・。
企業においては、採用時に同じビジョンを共有できる人物か見極めが必要でしょうか?

—-

追記

「ザ・ゴール」の本に出てきた、「部分最適化」「全体最適化」という言葉、すっかり気に入ってます。
やはりシリーズの他の本も読むべきか・・・(笑)。

あと、今日のブログの内容は、思いつくままに書いているので疑問があっても ご了承ください。

私自身、後で読み返してみたときには考えが変わっているかもしれません。

コメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    >うちの夫婦は、しかしながらビジョンの共有ができていません。
    >よくそれで揉めますね・・・(汗)。

    それはそれで良いのでは?
    同じ方向をむいているよりはリスク分散にもなると思いますが?

  2. SECRET: 0
    PASS:
    三人文殊さんへ

    >それはそれで良いのでは?
    >同じ方向をむいているよりはリスク分散にもなると思いますが?

    う~っむ(悩)、難しいところです。。。

    得意分野はそれぞれ違っても、最終的なところは同じ方向を見ていたいと思うのですよね。

    仲は悪くないのですが、微妙に相性よくないんですよね~(汗)

  3. SECRET: 0
    PASS:
    最近、それこそ人事面での最適化を目指そう!というような仕事をしていますが、、、
    結局、企業にとっては人件費であり、人件費率や労働分配率の問題だったりして、人事だけわかれば片付くものではないとうのが実感です。
    逆に、人件費率をほどんと上げないで、サービス残業を撲滅しましょう!(=社員満足度up、離職率down、コンプライアンス)なんて動きなら、経営者からも歓迎されると感じてます。

    もちろん、ただ人事制度を作るより、相当難しいです(汗)
    人事面以外にも幅広く口を出せる権限をいただかないと、とてもできるもんじゃありません。
    いま、役員を懐柔中です(笑)

  4. SECRET: 0
    PASS:
    ふぅ☆ちゃんさんへ

    >逆に、人件費率をほどんと上げないで、サービス残業を撲滅しましょう!(=社員満足度up、離職率down、コンプライアンス)なんて動きなら、経営者からも歓迎されると感じてます。

    なるほど・・・。

    >もちろん、ただ人事制度を作るより、相当難しいです(汗)
    >人事面以外にも幅広く口を出せる権限をいただかないと、とてもできるもんじゃありません。
    >いま、役員を懐柔中です(笑)

    人間、感情がある生き物なので、頭で考える以上に相手を説得したり納得させたりって大変なイメージがあります。
    私もいつか実践する日がきたなら、がんばらないと・・・。

    がんばってください~!

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