うだうだ

》 旧ブログ記事(2010年以前)

「心こそ心まどわす心なり 心に心 心ゆるすな」(天風さんの気に入っている言葉)
前回の日記の続きのような話になりますが、


1度しかない、やり直しのきかない「人生」を、心を病ませて暗いものにしないようにするには、他人に左右されすぎず、「自分」というものを、しっかり持たないといけないなぁ~と、しみじみと思った。
腹が痛い等、肉体が不運命なときでも、他人の腹が痛いように自分の腹の痛いことを思ってみてごらん・・・と、天風さんは言っております。
要は、具合が悪いのを気にするあまり、心まで病ませ、その結果、体の不調を更に悪化させるという悪循環を犯さないようにするためですね。(心と体の調子は連動しがちですからね)
同じように、最近、私は、精神的に辛いことがあっても、自分のことなのに他人事のように客観的に事実関係や感情を分析するようにしています。若干、そうすると立ち直りが早いような・・・
失敗が続いたり、うまく物事がいかなかったり、他人から否定されたり批判されたり。
その結果、油断すると、自分なんて価値のない人間のように思えてきたり、自分を責め続けることになったり・・・消極的観念で心がいっぱいになってしまいます。
消極的観念で心をいっぱいにして現状がよくなればいいのですが、実際は逆でしょう。
自信喪失し失敗を恐れ行動が消極的になったり、萎縮したり。
こんなのが続けば、運命的に悪い影響が出てくるのは想像するの容易いと思う。
幸い、人間は意志のチカラで、感情をコントロールできる。
怒ったり、悲しんだり、落ち込んだりして、それはよしとしても、その後に、とらわれ続けるのが非常によろしくない。
パッと落ち込んで、パッとそれで終わりにする。
なかなかすぐに心の制御はできなくても、習慣は第二の天性で、心がけていくうちに、よくなっていくようです。

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
ウィリアム・ジェームス(アメリカの心理学者)

なかなか批判や否定に打ち勝つエネルギーというのは大変なものである。
しっかり自分以外の物事に必要以上に影響されない、自分自身を信じる心構えを持っていないと、外部から入ってくる消極的観念エネルギーで潰されてしまう。
理解してくれる人がいなかったとしても、自分の信念を通すことは、時として大事である。
忠告を聞かなかった結果、失敗して、それ見たことかと言われるかもしれない。
しかし、他人の言うとおりにして必ずしも正しい結果になるとは限らない。他人の言うとおりにして失敗に終わることもあると思う。そのときに、他人の助言に従ったのは自分の選択なのだから他人のせいにはできない。
ならば、自分の考えを通して失敗したときのほうが、自分としては納得するという考えもあるかと思うのですよね。
他人の言うことはよく聞くべきである。
特に結果次第では致命的になるようなことについては、いろんな角度から考える必要があると思う。
でもその内容を検討し、参考にしたうえで、判断するのは自分でありたい。
どんなに勉強したりして頭のいい人でも、世の中、いつも思い通りにいくわけなくて、失敗したり間違いをおかしたりしてますよ。
政治家なんか見てたら、インテリだらけなのに、なんでこうも・・・と思いますもん。
いっぱい勉強してるはずの人だって間違いを犯すのだから、凡人の自分ならもっと間違いを犯すでしょう。
だったら、失敗を繰り返しながら人間は成長していくんだよなって、もっと気楽に、気楽に。
むしろ失敗や間違いを恐れるようになってしまったとき・・・
カネをなくしても失うものはないが、勇気を失えばすべてを失う
(ユダヤ人の格言)

とはいえ、自分の考えを通すとき、「調和」を無視しないように気をつけなきゃいけないと思う。
人間、自分1人で生きているわけじゃありませんからね・・・
調和を無視し、他人の神経を逆なでながら自分の考えだけを通そうとすると、そのツケは自分にくることになる。
他者の気持ちをないがしろにして、自分だけが心からの幸せに恵まれるということはないと思う(苦笑)
それと、自分の考えが独りよがりになっていないか、自分の信念は正当なものであるか、暴走しないよう、頻繁に自分自身を省みて律することも大事ですよね。
「どんなに学問ができようが、どんなに経験を積もうが、どんな手腕をもっている人間であろうが、他人に好かれない人間というものは、もうだんぜん、有意義な幸福な人生に生きられないんですよ」(by中村天風)
猿の惑星に不時着して誰一人として理解者がいなかったとしても自分だけは自分のことを信じ続けよう。自分自身を裏切ることなく、せめて自分だけは死ぬ間際まで自分の味方でずっといたい。
しかしながら相互理解は無理でも調和を大事にして共存し、可能な限り幸福も諦めたくないですね。
日頃、旦那からも理解してもらえず、「旦那も敵!(怒)」ってやっているのですが(笑)、自分だけが正しいと思わず、自分自身への戒めもこめて、イラッときたら「調和、調和・・・」と、唱えたいと思います(汗)。
なぜにこのような話を本日、書いたかというと、きっかけがあり。
twitterで、「志士とは…」という、つぶやきを見まして。
wiki→「志士」について

吉田松陰が30歳、高杉晋作27歳、坂本竜馬33歳(享年)・・・っといった、つぶやきが更に続く。
興味惹かれて、更に吉田松陰のwikiを見てみる。
wiki→「吉田松陰」について
wikiの「吉田松陰」より、私が気に入った吉田松陰の教えを引用
立志尚特異 (志を立てるためには人と異なることを恐れてはならない)
俗流與議難 (世俗の意見に惑わされてもいけない) 
不思身後業 (死んだ後の業苦を思い煩うな)
且偸目前安 (目先の安楽は一時しのぎと知れ)
百年一瞬耳 (百年の時は一瞬にすぎない)
凡そ生まれて人たらば宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし

人と異なることを恐れてはならない・・・
(調和は大事ですがね!(汗))
自分が共感する、興味のある分野の書籍ばっかり読んでいるから当然といえば当然ですが、吉田松陰さんの教えは、いままで読んできた東洋哲学や中村天風さんの思想等と通じるものがあり、あらためて、さすが吉田松陰さん!・・・と思った次第です。
自分自身も育った環境など、いままでの消極的観念の蓄積が人格形成に大きく影響し、失敗や他人の目などを恐れる、やっかいな心の壁ができてしまっていて、乗り越えるべき課題となってます(汗)
しかしながら自分だけの問題かなぁ~と、ふと考えてみたのですが、
秋田の自殺率が日本一である問題や、地域経済活性化の話、
果ては日本全体の問題・・・
よい方向へいくならよいのですが、悪い方向へいく「心のブレーキ」。
いつもうまくいくとは限らず、否定されたり、失敗したり、人と違うと言われたりするのは怖いですけどね。
前に進む気持ちを失えばすべてを失う。
頑張りましょ!

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