読書備忘録:「パール判事の東京裁判 日本無罪論」自分の頭で自分なりに正しいと思うことを考えられる人になりたい。

〇 読書備忘録

年末年始にいろいろ読んでいるんですが、そのうちの1冊、「パール判事の東京裁判 日本無罪論」。
しみじみと、テレビや新聞は政治やスポンサー等の影響力があるのか、情報がコントロールされている、やっぱり本を読まないと駄目だわ、息子には、ちゃんと本を読む人になってもらい、自分の頭で自分なりに正しいと思うことを考えられる人になってもらいたいと思いました。原爆投下に対する見方も変わる本でした。

いかに東京裁判が茶番じみていたか。
いかにでたらめにA級戦犯と仕立てられていたか。

アパホテルの1件で、中国外務省が日本側に「国民に正しい歴史的観点を教育」求めているらしい(苦笑)。
えぇ、ぜひともマッカーサーによる日本弱体化の占領政策がどんなものだったか、正しい歴史的観点を教育してほしいかも(苦笑)。

『昭和20年8月15日の敗戦を機に、以後6年8か月間にわたり、日本はアメリカの占領下に置かれました。それは、占領軍当局によってあらゆる言論がチェックされ、戦前の日本につながるような言葉や理念がことごとく否定されることでもありました。(中略)アメリカの占領は昭和27年4月28日に終わり日本は主権を回復しましたが、この占領政策はボディブローのようにきいて、それからの日本に影響することになりました・・・』(『孝経』を素読する/致知出版 より引用)

日本人の歴史認識が怪しいのは、この6年8ヵ月間の影響が非常に大きいと思う。
戦勝国からの一方的な歴史認識の押し付けでなく、冷静に、なぜ日本は戦争に向かったのか、東京裁判とは何だったのか、A級戦犯とされている人達はどんな人だったのか等ということを、一度は考えた方がいいような・・・
日本人が東京裁判等を通して、一方的に押し付けられた歴史認識を信じているのをいいことに、政治利用している国もたくさんあるでしょうから、事実は本当のところどうたったのか考え始める日本人が増えそうになると不都合になる国から一斉に政治的圧力など攻撃受けるかもしれませんが・・・
どこの国も自分の国の不利益になりそうな不都合な真実は封印し、利益になりそうなカードは手放したくありませんよね(苦笑)

日本が悪くないと言っているわけじゃありませんがね・・・

『まともで教育のある人々がなぜパールハーバーを攻撃する道を選んだのか。こういうことを理解せずに、ただそれを非難する人々がいる。彼らこそが戦争をもっとも起こしやすい人々なのだ。当時の日本の指導者たちをモンスターにしたり、日本の置かれた悲劇的な立場を考えようもせずに発言する人々を英雄視したりしても、何の解決にもならない。解決どころか、このような態度そのものが問題なのだ。/ジョージ・フリードマン教授』(パール判事の東京裁判 日本無罪論 より引用)

個人的に、この本の中で、東京裁判にて南京事件の責任だけで処刑となった松井岩根元陸軍大将の話が切なかったです・・・
死刑の宣告を受けてからの手紙に「わが全生涯を傾けて中国を愛し、日中親善のためにつくした自分が、わが愛する中国人の恨みを買って死につくことは皮肉である。しかし、誰を恨み、何を嘆こうぞ。これで何もかもさっぱりした。このうえは自他平等の世を念じつつ、一刻も早く眠りにつきたい・・・」というような意味の遺書が書かれていたそうです。松井岩根元陸軍大将も靖国神社に祀られています。

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