お金と自立・子供の教育:子供に伝えたい童話は究極には この2つ!「アリとキリギリス」と「ウサギとカメ」。これほど子供に伝えたい深い教訓がある童話はない。

》お金の教育と自立

日頃から、機会があるごとに、なるべく息子にはお金の話をしたいと思っている。

昨日はお金を稼ぐことの話をしました。

近所のスーパーでレジを打つ人は時給800円ぐらいかな?

お医者さんは、1日あたり10万円以上、貰えるみたいだよ?

時給800円の人か1日8時間、1ヶ月20日間働いたとすると、13万円ぐらいかなぁ~、そこから税金とかいろいろ、国とかがお金を持って行っちゃうのね、だから実際には10万円ぐらいになっちゃうかもね。

大きくなったらやっぱりマイホームが欲しいよね?
買った家が2000万円だとすると、スーパーで働いたお金、ぜんぶ支払いにまわすと、借りたお金を返すのに、何年かかるかなぁ?
ちなみに、うちの借金は×××万円ね。うちもお金借りてるのよ。返さなきゃいけないの。
たいてい、銀行でお金かりるのね、でも銀行はタダでは貸してくれないよ、だから2000万円借りたとしても、返す時は、もっとたくさんのお金を銀行に払うことになるよ。

ちなみにね、お金を稼ぐにあったって、社長さんとか、人を使う側と、サラリーマンとか使われる側がいるのね。
ちょっと父母はそれとは違うけど、まず置いておいて。

社長さんは、例えばスーパーでレジを打つ人を時給800円とかで雇って、レジを打つ人、1人あたり1000円の店の儲けがでたら、800円はレジを打つ人に払って、残り200円は、社長がゴルフしてようが、旅行してようが、チャリンチャリンと、社長の財布に入ってくるの。
レジを打つ人を10人雇っていたら、1時間当たり社長は黙っていても2000円の儲けだね・・・

という話をしましたら、息子、「社長、ずるい!」だって(笑)
ははは(笑) 小学生の発想ですね。

でもね、社長の仕事は誰でもできるわけでないんだよ。

世の中、「頭を使う」仕事につこうとする人が少ないから。

社長の仕事は「頭を使う」ことだよ。
ゴルフしながら、旅行しながらも、頭の片隅で、「頭を使う」仕事してるかもよ?!
社長の仕事、頭を使う、社長のアイデアがよければ会社が儲かるし、社長の財布も儲かる。
でも社長のアイデアが悪ければ、一気に会社が貧乏になることだってあるんだよ・・・

「頭を使う」仕事は、一見、なにをやっているか見えにくいけど、大変だし、誰にでもできない仕事・・・

世の中、出来る人が多い仕事の給料は低くなる傾向があるし、逆に誰にでも出来ない仕事には高いお金が払われることが多いよね。
レジ打ち1日6400円、医者は1日10万円かもだけど、ハリウッド俳優なら、映画1本で何億という報酬をもらうこともあるみたいよ。

人に使われる仕事だと、貰えるお金も限られてくるけど、いろいろ守られているよね、社長だと、たくさん稼げるかもしれないけど、失敗することもあるよね・・・
だいたい、社長になる人がいなければ、働くところもなくなっていくでしょうに。(秋田県の問題・・・(苦笑))

・・・そんな話をしばらくしておりました。

しかしね・・・、「社長、ずるい!」の発想には笑ってしまいましたが、まだ小学生だしねぇ・・・と思いながらも、世間の労働者の方々の不平不満を耳にしますと、意外と大人になっても同じような思考回路の人は多いのかもしれないと、ちょっと不安に思いました。

息子には、繰り返し、繰り返し、何度も教えている童話が2つあります。
きっと息子は、「またか・・・」と思いながら、いつも聴いていると思います(笑)

「アリとキリギリス」の話と「ウサギとカメ」の話。

アリとキリギリスの話では、時には、

「お母さんは(平凡な)アリ タイプなのだけど、お父さんがキリギリスタイプでね・・・。お母さんはキリギリスに巻き込まれた可哀そうなアリなのよ・・・(涙)。息子よ、いくらアリになれたとしても、配偶者は慎重に・・・。もし残念ながらキリギリスの配偶者をもらってしまったら、それを乗り越えられるだけの立派なアリに、あなたはなるのよ(涙)・・・。」という話をしたりしています。(逆に息子が残念ながらキリギリスの大人になってしまったら、アリタイプのパートナーを見つけてほしい・涙)

「ウサギとカメ」の話では、自分がウサギだったとしても、調子こいて油断していたら、努力するカメに抜かれるからねって話をしたり。

仮に競争しようかなと思ったコースで、自分がカメだと気付いたら、自分がウサギ(得意、強み)になれる別なコースを探すという選択だってあるって話をしたり。

なにもみんな同じコースで競う必要はない。例えば学校教育では社会に出た時に役に立つかどうか分からないのも含めた限られたコースで競うしかないけど、社会に出たら、無数にコースがあり、その中には自分がウサギになれるコースも見つかるかもしれない。

又、自分がカメにしかなれない(人並み以上に頑張る必要ある)コースで、どうしても頑張りたいというのなら、それはそれでいいと思う。
油断したウサギなら追い越せるし、猛烈な努力の結果、ウサギも余裕で追い越すことができる、火を噴いて空飛ぶガメラになれるカメもいるかも。

いろいろ私も上手くいっていないこともあるから、自分を反面教師に教訓を語っていることも多いですね・・・

こうゆう話をしながら・・・
息子の反応を観察しているのですけど、どこまで伝わっているのやら(苦笑)

追記1

お金の教育は小さい頃から大事だと思う。あと日本人、自己肯定感低い子が多いから、学校の勉強の枠にとらわれず自分の得意を探す大切さを伝えてほしいなぁ~。将来の自分の選択肢を増やすため、もちろん学校の勉強は可能な限り頑張るべきだけどね(笑)

追記2

教訓話をしながら、息子にお金や経営者センスがあるか観察しています。
興味持ってくれたら面白いですけどね(笑)。私は蓄えはできるけど運用できない初級アリですので(でも多くの日本人はこのパターンですよね・・・)、蓄えができて、それを運用までできる上級アリに憧れます。

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