子供のお手伝いは大事!:大人になってから母親を否定する子に?!感謝しない人に育てないために。

》お金の教育と自立

何日か前から、夕食後の皿洗いは息子の仕事になりました。

当初、「小学生になったら、うちの仕事(手伝い)やってもらうからね!のび太やまる子だってやっているわ。遊びに行って逃げないでね!!!」・・・と、ことある事に息子には喋っておりました。
お手伝いの重要性はわかっているものの、親としては小さい子の手伝いは、かえって邪魔で面倒。えぇ、息子がやりたがっても私の都合で先延ばしていました。(機会あるごとにちょこちょこ手伝いはさせてましたが)

しかし急遽、前倒しで実行開始・・・
ネットで見かけた情報に触発されまして(汗)

『絶対に遅くても6歳までには手伝いを開始させるべし。子供の頃に家事手伝いをさせないと、母親への感謝の念が育たない。母親が教育熱心で子供に手伝いをさせず勉強さえしてればよいとしていると偏差値の高い子にはなるかもしれない。しかし成長後、母親への感謝の気持ちがないので自分の頭のよさを母親を否定することに使ってしまうようになる』・・・というようなことが書かれていました。

母親、否定・・・悲しすぎる(涙)
でも、あぁ、まさにそうなっている人が・・・

いやぁ~、さんざん子供を溺愛し、子供に尽くしていた母親を知っているのですが、共働きで可哀想だからと甘やかした部分もあったのか、子供に手伝いをさせることなく朝も毎日起こしてあげるような生活を続けさせまして、苦労して県外の大学まで出してやり、そこそこいい会社にも入ることができ・・・えぇ、彼女の自慢の息子だったわけですが・・・
いま、息子から絶縁されている状態(苦笑)

尽くされ続けると、それが当たり前になってしまい感謝の気持ちが薄れる人、けっこういますよね・・・
与えてもらって当たり前、やってもらって当たり前、なんで感謝する必要ある?って。
日頃、小さい頃から家の手伝い等させたりしていたら、親って大変なんだな、ありがたいな・・・って周囲に対する感謝の気持ちが育ちやすかったでしょうに。

社会人になってしばらくは親子関係良好だったんですが、子供も社会に出て様々な価値観と出会っていくうちに、親が絶対に正しかったわけでないことに気付くわけですよ、そして親の欠点、粗も目につくようになってくる。
ここで親への感謝の気持ちが大きい人でしたら、まぁしゃーないわと広い心で流せると思うのですが、感謝の気持ちが希薄なので、親に対する不満な部分が許せないようなんですよね・・・ もういい歳なのに(苦笑)
北野武さんが「30歳を過ぎて親を許せない奴はバカだ」という言葉を残しているようですが、親を下から見上げていた存在から、1つなんかこう、ポーンとステージがあがって、あぁ、親も親なりに一生懸命、必死だったんだよなぁ、親も親である前に1人の人間なんだよな~と客観視できるようになったときに自分の中の親子関係意識が変わって許せるようになると思うのですが、「親」に「親」を求め続けるのを止めれないのでしょうね・・・

必ずしも、家事手伝いをさせてこなかった子が、みんな感謝の心が育たないわけでなく、そのまた逆しかり、人によってそれぞれだと思うけど、反面教師が身近にいるので、そうゆうパターンになる可能性はあるということで、やばい、もう息子6歳だ、なんとか間に合う?!・・・と、急遽、皿洗いが息子の仕事となった次第です。。。私も小学校上がる前から皿洗いやってたしね。懐かしい…
いまのところ、お手伝いが楽しいみたいなので、なんとかセーフかしら?!
大きくなってからの開始だと、お手伝い頼んでも不平不満の反撃だったでしょうね・・・

そういえば、いま途中まで読んでいる本「お手伝い至上主義でいこう!/著・三谷宏治」に次のような話が書かれていました。

ある新興の人気企業で、応募倍率20倍の中から選りすぐりの人材を採用したはずが、数か月後に配属先の部署から人事部に大クレーム。「気が利かない」「段取り悪い」「口ばかりで働かない」「感謝しない」、要は社会人として使い物にならないとのこと。それで採用担当が密かに調査したところ、評価の高い新人は「子供の頃、家で手伝いをしていた」、評価の低い新人は「子供の頃、手伝いは、ほとんどやっていなかった」ということが判明。その後、この会社は、「子どものときのお手伝い経験」を最も重要な採用基準にすると決めた

書籍:「お手伝い至上主義でいこう!/著・三谷宏治」

下記のリンク先に、その本の内容のことが少し書かれています。

子どもを将来仕事に困らない人間に育てるには
他人とのコミュニケーション能力、判断力、洞察力などを早いうちから身につける。そのために「お手伝い」に勝る経験はない。

お手伝い関係なくちゃんと育つ子もたくさんいると思いますが、へぇ~、子供のときのお手伝い経験を採用基準にしている会社もあるんだ~と思った次第です。

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