友人の税理士さんが、県南で開業するらしい。
本人の了解なく書いているので名前は伏せますが20代と若い。
一家に1人、欲しいような素敵な人柄でして、スイカのオマケつきである。
ちと中央から遠いのが残念である。県南の皆様、是非是非ごひいきに宜しくお願いします。多分、嫁も同時募集中と思われます。
****
心の病になっている人が、本当に多いなぁ・・・と実感するこの頃です。
悲しいことですが、労務管理上、採用時や休職、解雇等についてメンタルヘルスから生じる問題を予測し、その予防および対策を考えておく必要性が強まっているように感じています。
従業員の方から、なんらかの責任追及を会社にしてきて民事上のトラブルになった場合、いかに会社に正当性の根拠があるかが解決に左右してくるように思います。
試用期間の有無、就業規則の内容・・・等々。
採用して1~2ヶ月も経たないうちに、社員が心の病により就業不可能になった。実は採用前から精神病で通院していたことが発覚。採用時の履歴書や雇い入れ時の健康診断書には何も書いていなかったのに。
果たして、休職してもらうほど会社には余裕がなく、本人には辞めて貰いたいのだけど・・・・
現実に、こんな相談も増えているようです。
ちなみに民間保険でしたら、告知義務違反・・・っていう余談はおいておいて。
病んでいる人が多い。
影響力の効率を考えると、従業員へのメンタルヘルス対策も重要ではあるけど、経営者さんのメンタルヘルス対策も心配してしまう。
親分が病んでいたら子分にも悪影響してしまうでしょうし、逆に親分の心が元気なら、子分に対しても優しくなれる余裕ができてコミュニティはよい方向へいくのではないかと思うのですが。
先日、元・社長さんとお会いした。
元従業員の能力のなさを批判する言葉など否定的な言葉が多くて、聞いていて悲しい気持ちになった。
でも精神的に余裕がなく、他人に責任転換し、人を批判、否定することで、かろうじて自分の精神バランスを保っているのかもしれない。
もしかしたら本人に自覚がないだけで、軽いノイローゼなのかもしれない。
そう考えたら、図太い態度をとれているだけよかったなと思え(苦笑)、残務整理が全部終わった後、落ち着いたときが心配だな・・・と気になった。
攻撃的な言葉やネガティブな言葉の裏を読むと、隠れたメッセージが・・・
でも攻撃的な言葉やネガティブな言葉を直接受けるほうは、たまらないですからね。
職場内、負の連鎖・・・困ったものです。
子供が親に親の責任を追及するように、部下が上司や経営者に上司や経営者としての責任を追及する・・・
親や上司、経営者という存在に対して、期待するものが大きい人ほど、理想と違ったときにそのギャップがストレスになり求めるものが得られなかったときに怒りに変わるのでしょうかね。
心の問題は難しいですね。
他人に答えを求めようとする限り、解決は難しいでしょう。
他人の心を変えるのは難しい。自分の心が変わらない限り解決はしないのに、自分でなく他人の心を変えたがる人のなんて多いことか・・・
私も人のこと、いえませんが(苦笑)
****
D.カーネギーの『道は開ける』って本の中に、「二週間で鬱病を治すには」という章がある。
その章から部分的に引用。
****
バーナード・ショーが「世間が自分の幸福のために少しも力を添えてくれないと文句をつけて、深いと苦情に明け暮れる自己中心の小人ども」と評した人々とはまったく正反対なのである。
彼は憂鬱病の患者に対して、決まって同じことを言った。「この処方どおりにしたら、2週間できっと全快しますよ-それは、どうしたら他人を喜ばすことができるか、毎日考えてみることです」
憂鬱病とは、他人に対する長期に及ぶ憤怒、非難のごときものである。とはいえ、保護・同情・支持を得たいがために、患者は自分の罪の意識に沈み込んでいるように見える。
私のすべての努力は、患者の社会的関心を増大させることに払われている。彼らの病気の真の原因は、協調精神に欠けている点にあることを承知しているから、彼らにそれを意識させようと思うのである。彼らが仲間の連中と平等かつ協同的な立場で結合しあえたら、そのときに彼らは全快する・・・仲間に対して関心を持たない人間こそ、人生において最大の苦難に悩み、他人に最大の危害をもたらすものである。
カール・ユング曰く「私の患者の3分の1は臨床的には本当の神経症ではなく、生きがいのなさと人生のむなしさとに苦悩しているのだ」
無神論者セオドア・ドライサー曰く「人間が短い一生から喜びを取り出そうと思うのだったら、自分よりも他人のために役立つように考えかつ計画すべきである。なぜなら、自分に対する喜びは自分が彼らに与える喜びと、彼らが自分に与えてくれる喜びによって決まるからである」
時は過ぎて行く。「私は二度とこの道を通らない。だから私にできる善行、私の示しうる親切はその場で実行しよう。ためらったり、怠ったりしないことにしよう。私はこの道を二度とは通らないのだから」
***
ちょっと長くなりましたが、引用終わり。
精神病の発病する仕組みをよく理解していないので、本当に苦しんでいる人も多いと思うし、あまりうかつなことは書けないと気にしつつ、鬱病でなくプチ憂鬱病である人も多いと思うんですよね。
その場合、他人でなく、自分の内側に目を向けることが重要になってくると思うのですけど・・・
影響力は連鎖しますからね。負の連鎖は、どこかで断ち切らないと。
会社の人間関係の悪化は、家庭内にも持ち込まれる問題に発展します。社会全体の負のスパイラル。
困ったもんだすなぁ・・・・
コメント
宣伝のほど恐れ入ります
いきなりパソコンリカバリという底辺から
のスタートです。
マリッジブルーとかマタニティブルーとか
色々な悩み事がありそうですね。
今朝のテレビで取り上げられてました。
職場を辞めるのは難儀なことですね
FP高橋さんへ
パソコンリカバリとは大変でしたね(汗)
仕事環境を整えるまで少し時間がかかりますかね?
新しいスタート、応援しております♪♪♪
仕事だけでなく家庭や学校も病んでますよね・・・
ほんと、色々な悩みがありそうです。
そして『別れ』というのは精神的に疲れることが多いですね、仕事もプライベートも・・・
しかし立ち止まってばかりもいられません。前に進むために頑張るべし☆
>他人に答えを求めようとする限り、解決は難しいでしょう。
>他人の心を変えるのは難しい。自分の心が変わらない限り解決はしないのに、自分でなく他人の心を変えたがる人のなんて多いことか・・・
この言葉すごく今の自分に思い当たる節が。。。
「自分はこのくらい頑張ってるから認めてほしい」とか「相手に対してすごく気を使ってるんだからこのくらい理解してくれないと」といった押し付け的な行動パターンが多くなると、仕事をしていても友達付き合いしていてもだんだんマイナス方向に行きますね。閉鎖的なものの考え方しかできなくなっている自分に気がつくと反省できるんですが、思いっきり深みにはまっていると客観的に自分を見ることができなくなってしまいます。きっと見えないプレッシャーとかで精神的に余裕がないんだとは思いますけど。
>無神論者セオドア・ドライサー曰く
>「人間が短い一生から喜びを取り出そうと思うのだったら、自分よりも他人のために役立つように考えかつ計画すべきである。
>なぜなら、自分に対する喜びは自分が彼らに与える喜びと、彼らが自分に与えてくれる喜びによって決まるからである」
このことを無償無益で考えられるようになればすごくいいなって思います。まだまだその領域までは全然ほど遠いですけどね~
kazuさんもいろいろなプレッシャーに押しつぶされないように頑張ってください!
いとーたろーさんへ
他人に対する欲求、見返りを求めず捨てれるほど、自分の心が自由になるような気がしますが、なかなか頭でわかっていても感情をコントロールするのは難しいですよね(苦笑)
特に自分にとって特別な存在だと思っている人にほど、相手に対して期待感が大きくなり、自分のことを理解してもらいたい、肯定してほしい、大事に思ってもらいたいという欲求が高くなる傾向があり、本当は関係を大事にしたいなら一番冷静にならないといけないのに、感情のコントロールが難しくなったりするんですよねぇ・・・・(泣)
人間、頭の中で同時に別々のことを考えるのは難しい特性をいかし、顔を見ると感情のコントロールが難しくなるから、自分の場合は自分の気持ちが落ち着くまで、さりげなく(?)相手と距離をおき、別のことを考えるようにするという対策でストレスから回避すること多いですね・・・人間関係ストレスの場合。
でも根本的に自分の心が変わっていないので、一時しのぎにすぎないのですけど。
自分の気持ちに余裕がないと、やはり他人に対しての言動に影響がでますよね(苦笑)
親、経営者、管理職 等々にも、それぞれの悩みやストレスがあり、子供や一般社員等々にも、それぞれの悩みやストレスがあり・・・
1人1人が立場の違いを越え相手に対して思いやりの気持ちを持たなければと気付かなければ負のスパイラルは止まらないように思うのですが、自分自身のことで精一杯で気持ちに余裕ない人、増えてますからねぇ。。。
悩みの原因も人間関係だけでなく、健康や経済的なこと、将来への不安などなど、いろいろあって、複合的にストレス原因となっている場合も多いでしょうから・・・はぁ・・・
怒ったり悩んだりするのもまた人間らしいと開き直る選択肢もアリかと思いますが(笑)、少しずつでも、なりたい自分に近づけたらいいですね。
お互い、心の健康に気をつけたいですね。。。