一昨日もブックオフで7冊ほど本を購入してしまいました。
まだ読み終わってない本が山積みなのに(汗)。。。
そして本を買ったばかりなのにまた他の本も欲しい衝動に駆られています。
そのうち、まとまった時間を確保して「中村天風」さんの書籍を多数買い込み、天風哲学思想に漂ってみたいんですよねぇ・・・
このところ「NLP」なるものにも興味あり、その関連の書籍も読んでみたいと思っている。
天風さんが先か、NLPが先か・・・・時間は全ての人に24時間平等であるからして優先順位を迷うところです。
その前に、既にある山積みの本をどうにかしないとですが(汗)
(更にその前に仕事しろという声も出てきそうですが(大汗))
先週は「肉声CD付き」に惹かれて、松下幸之助さんの書籍を3冊と稲盛和夫さんの書籍を1冊、定価で購入して読みました。
(いつもは書籍、古本屋で仕入れてくることが多い(笑))
・人を活かす12の鉄則
・商売繁盛12の心得
・不況に克つ12の知恵
いずれも著・松下幸之助。PHP総合研究所
・いま、「生き方」を問う②経営に求められる力
著・稲盛和夫 サンマーク出版
読んだ感想は・・・・
いずれの書籍も、あっという間に読めてしまう文章量です。
人にもお勧めするかといえば、読んで得るものはありますが、どうだろなぁ・・・・
松下幸之助さんも稲盛和夫さんも、中村天風さんの影響を受けているらしいのですよね。
その他、原敬、山本五十六、東郷平八郎、浅野 総一郎、宇野千代、双葉山、長嶋茂雄などなど、そうそうたる人達も中村天風さんの影響を受けているようです。
斉藤一人さんや、本田健さん、船井幸雄さん・・・等々もそのようですね。
いろんな人の書籍の中で天風さんの思想に通じる内容を感じますので、まずは天風さんを読んだ事ない人は天風さんの書籍を読まれるのがよいかと。
んーーー・・・でも、松下幸之助さん等々の書籍も、いい内容書いてるの多々あるので、全部読めるにこしたことはない?!
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『不況に克つ12の知恵』著・松下幸之助
目次
1 腹をくくる
2 志を変えない
3 策は無限にある
4 今は大躍進の絶好のチャンス
5 好況よし、不況さらによし
6 不況時こそ人材育成の好機
7 一服して英気を養う
8 不況は天然現象ではない
9 責任はわれにあり
10 己を知る
11 衆知を集めた全員経営
12 治に居て乱を忘れず
不景気を悲観するのではなく、世界情勢を神が与えた一服のチャンスと考え、ありがたく頂戴して、大いに英気を養うのがよい・・・と書かれています。
こういうときは無理をしないで、素直に考えてやることだそうです。一服のしかたもいろいろあり、機械を改善したり、日ごろ怠りがちだったお得意に対するサービスをしたり・・・そのような態度をとっている会社は、少しも衰えずにかえって時を得て発展するという姿になっているのだそうです。
逆に、仕事が暇になったことでうろたえて無理して注文とろうと安く仕事をしたり、人を遊ばせるよりはと要らざることに手を広げた場合は、往々にして取り返しのつかない損失をこうむり会社が破綻したり・・・となるそうな。
なかなか難しいことだけど、時を得なければ休養して時を待つ、そういう心境も大事とのこと。
松下幸之助さんも、昭和4年頃の不景気の際に、休むより打つ手なしと、半日休みにしたそうな。
そうすると半分しか原料要らないので資金も半分で済む。
半日働いてもらい半日は遊んで給与をあげる、損害は職工さんの給与だけ。
そうやって時を待ったそうな。
この期間は2ヶ月間だったようですが、ものにはやる方法があるものであるという、経営者にも従業員にも非常に強いものがあとに生まれたそうです。
(「7 一服して英気を養う」より)
労働基準法上では、会社側の都合により労働者を休業させた場合、平均賃金の6割以上の手当(休業手当)を支払わなければならない決まりがあります。
そういった労働法規を守ることが前提ですが、雇用維持を考える事業主のために、国からの支援制度があります。
このブログでも何回か名前を出していたように思いますが、
雇用調整助成金および中小企業緊急雇用安定助成金。
この助成金、頻繁に改正が行われているのですが、改正が行われる度に、要件が緩和され、利用しやすくなっているようです。
先々週、この助成金についての手続き等の説明会に参加してきました。
中小企業を対象とした中小企業緊急雇用安定助成金についての場合、休業、教育訓練、出向にかかる費用の4/5が助成されます。雇止めや解雇者を出さなかった場合は、更に9/10までUP。
しかも教育訓練を実施した場合は、6000円加算!
かなりの高支給率です!
時を得なければ休養して時を待つ。(by松下幸之助)
出来れば、従業員を解雇したりすることなく、こういった制度を利用して厳しい状況を乗り切ってもらいたいと願ってしまいます。
確か秋田の失業者数、4万人超えたんですよね・・・
(県民人口が110万人と考えると、ほんと厳しい・・・)
反面、それだけ厳しい状況に経営者もあるということなので、いろいろと判断は難しいですが・・・
具体的に、いくら貰えるのか?・・・というのが、やはり数字などみたほうがイメージしやすいかと思います。
先日、説明会に行って貰ってきた資料より事例として。
<事例>
従業員数38名(全員、雇用保険に加入)。
平成21年6月5日、6月8日、6月9日、6月16日、6月29日の合計5日間、全員を休業させた。(月間延日数:5日×38人=190人・日)
前年度1年間の雇用保険の保険料算定基礎賃金(労働保険年度更新書類を見てね) 8750万円。
年間所定労働日数 245日。
平均賃金額=8750万円÷(38人×245日)=9399円。
労使協定により、休業させた際に8割の賃金を支払うと定めた場合、
基準賃金額=9399円×80%=7520円。
基準賃金額×助成率=7520円×4/5=6768円。
※解雇などせず上乗せ要件を満たすときは4/5でなく9/10。
※限度額は7730円。
支給される助成金額=6768円×月間延日数=6768円×190人・日=1285920円。
38人を5日間休業させて、この事例だと約130万円の支給なのですが、休業手当を支払うにあたり、とても事業主さん、助かるんじゃないでしょうか?
今年の2月6日に、いままでは「3年間で200日(最初の1年間で100日を限度)」をいう支給限度日数の制限があったのが、3年間で300日(最初の1年間は対象被保険者×200日分)など改正があり、支給が手厚くなりました。
そして、この1年間200日までの要件も、政府の経済危機対策を受けて「撤廃」に、今後実施予定との情報。(既になったのかな?)
これは、ちょっとすごいですね・・・
更に、この事例の会社さんが、休業ではなく、外部から講師を招いて3時間以上の教育を従業員に5日間行ったとした場合は・・・・
(例えば私が経営哲学やQC、ISO、人事労務などの講師として・・・)
支給される助成金は、
上記の計算と同様に算出された
6768円×190人・日=1285920円
これに下記が加算。
教育訓練費×教育訓練延日数=6000円×190人・日=1140000円。
合計1285920円+1140000円=2425920円。
従業員38人を仕事させないで5日間教育することで、約240万円の助成金受給。
松下さんも言うてはりますねん。
不況時こそ人材育成の好機。
~この際に社員の研修をやろうと思うんです・・・(中略)・・・こういうことは、多少の不景気と申しますか、そういうときにはじめてできるわけですね。こういうときやからこそ、そういう機会が与えられるんや。忙しいときやったらとてもそんなことできない、猫の手でもほしいわけですからね・・・(中略)・・・不景気と申しますか、変調期というときは、飛躍の機会が与えられているときやないかと思います。一時はへっこむけれど、へっこんだときに、われわれは次に何をすべきかということを考え、それを準備する期間になるわけです~
(「不況に克つ12の知恵」著・松下幸之助 より引用)
法律も助成金も、それだけでなく世の中のいろんなこと、知ってる人は得して、知らない人は恩恵こうむれない・・・ということが多々あるように思う。
正直、国のお金のバラマキには、そのお金はどこからでてんねん?、将来、そのツケきたりしないの?・・・とか不安になります。
しかし、貰える権利があるなら、それはそれで置いておいて、貰えるものは貰っておきたいところです。
やはり地元びいきになるのは人情。
秋田の会社さんに、利用できるものは利用してもらい、なんとか頑張ってもらいたいと思います。
この助成金に関しては、秋田県社会保険労務士会でも相談窓口を設けてますので、まずは秋田社労士会に相談してみてください。
その他にも、いろいろと助成金があるので、秋田社労士会および社労士に相談されてみてください。
秋田社会保険労務士会ホームページ
中小企業緊急雇用助成金の相談窓口スケジュールも掲載されています!
http://www.akita-sr.or.jp/home/index.php4
※今日の助成金の事例については、貰ってきた資料を参考に書きましたが間違っている可能性もあるし改正も多いので、実際に支給申請など考えるときは、必ず最新情報の確認をされてください。
コメント
チュウアンキンってやつですね。
ちょうど先週もある人とその話でした。
確かにばらまいたつけは後世にひきつがれます。
でも、需要を喚起させるための政治的手段ですものねえ。ピンチはチャンス。口で言うのは簡単ですが、法改正ゼミが届きました。CD4枚。
そして今日は横手で、年度更新、算定基礎の説明会。年度更新のははじめてきくので楽しみ。なんか同時開催っていうのがコラボっぽくて、行政らしくない感じが不思議。
しげさんへ
ツケが社会保障や社会福祉費の減少・・・それにより憲法25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」が崩壊しないよう、願ってしまいます。
江戸時代とか歴史を振り返ってみても、又、他の国を見ても、なんで政府って借金財政を繰り返すんでしょねぇ・・・
二宮尊徳や上杉鷹山のような再来求む★
今年から年度更新と算定、同時期になりましたもんね。
コラボの件、今日の説明会で知るのではないかと思いますが、各社会保険事務所に、社会保険・労働保険の徴収一元化ということで、社会保険と労働保険の徴収事務を実施する「社会保険・労働保険徴収事務センター」が設置されてるのですよ、利用したことないけど。。。そのような関係もあるのかなぁ~と勝手に思ってました。