読書備忘録:未来のイノベーターはどう育つのか

》親の読書
学力世界一のフィンランドでは「九九」を暗記せず、「電卓」を使う(シェーン・スノウ) @gendai_biz
ムダな努力をやめたほうが、成功への道は近づく――気鋭の若手ジャーナリストが、膨大な事例を取材し、このことを証明した本が全米で話題になっている。本書の中から、学力世界トップのフィンランド人学生が、九九を覚えない理由について解説された章を特別公開。

フィンランドいいなぁ・・・と、先日投稿いたしました。

「未来のイノベーターはどう育つのか」という本を読み終わったのだけど、秋田の教育では、イノベーターが育つのは難しいと思った。
所定労働時間(学校時間)だけでなく、残業(放課後)、休日(休みの日)まで、労働(勉強)、労働(勉強)・・・

これからの秋田に必要なのは、言われたことだけやる人材でなくて、なにかを創りだそうとするイノベーター的タイプの人材だと思うのだけど、イノベーターを育てるにあたっては、あまり従来型の学校の勉強は重要でない・・・
それよりも子供の可能性の芽を潰さないよう、周りの大人たちの理解が大事になってくるように思うのだけど、多分それは、秋田の学校の先生達には理解してもらえないような気がする・・・。特に学力テストの指標がある限りは。

いま息子、九九の暗記の宿題が出ていて、その間は自主ノートやらなくていいらしい。
すっごい親の私のストレス激減(笑)
やっぱり宿題多いよなぁ~と思う。
学校の勉強以外にもたくさん、学んで欲しいことがあるし、得意を見つけて強みにしていく時間もとってもらいたいので。(もちろん勉強を得意にしたい子は、勉強を頑張ったらよい。とりあえず、みんな同じじゃなくてもいいよね?)
宿題、出したとしても小学生のうちは週3日とかで、週末は出さないとかにしてもらえないかしら・・・。勉強遅れている子については学校等で補習の時間をつくったらよい。
宿題出さない日は、読書や自分の好きなこと等を勧奨するということで。
(実際、質の悪い宿題よりは、小学生のうちは、たくさんの読書の方が大事だと思う・・・)

フィンランドに関していえば、何がすごいかって、ただ学力が高いだけでなく、「最小限の努力」で、その結果を出しているのが凄いんですよね。
日本みたいに、長時間勉強させて、更に宿題もだして・・・の結果ではない。
学校の授業にかかる時間が少なければ、その分、余暇の時間が十分にとれて、自由な発想を育む遊びや趣味、読書等にとれる時間もたくさんあることでしょう。
そうして生まれた想像力・・・ 結果としてそれがIT教育との相乗効果を生み、IT産業の成功等へとつながってるんじゃないかなぁ・・・。
学校の勉強だけが大事なのでない。学校以外で何を学んだかも人材育成には大事ですよね。

フィンランドは教育のイノベーションに成功した感じかしら。

日本は・・・ ゆとり教育等、ちょこちょこトライしていますが・・・成果は(苦笑)。
2020年から、いろいろ変りますが、既存の学習内容を減らさず、更に加えるやり方であれば、更にイノベーターを育てる教育から遠くなりそう・・・

ドラッカーのいう「体系的破棄」を教育についても大胆にしていかない限り、イノベーターを育てるゆとりは生まれにくいように思う。

大人の社会でもいま、働き方改革が言われており、長時間労働の見直し、仕事の質を高めることを求められる流れになっている。

家庭学習も・・・ 量から質重視に変わらないかしらねぇ(苦笑)
小学生ぐらいの成長期の脳には、質の良い絞った課題を、じっくり時間をかけて考えさせてやらせたほうが、脳力が伸びて、結果として後の学習がラクになりそうに思うんだけどな・・・

「学力世界一のフィンランドでは「九九」を暗記せず、「電卓」を使う」より
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49596

見逃せないのは、フィンランドが最小限の努力で首位を獲得している点だ。
視察で驚くべき事実が判明した。フィンランドでは、就学年齢が他国と比べて1年遅い。1日の授業コマ数も授業時間も少ない。テストも宿題も少ない。そして子どもたちは学校が楽しいと感じていたのだ。
さらに、フィンランドの教師が授業に費やす時間は年間600時間。1100時間の米国と比べるとおよそ半分だ。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49596

上記リンクは、「時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS」という本からの紹介のようなんだけど、九九の暗記と電卓の賛否はともかく、教育の現場においても「スマートカット」は意識していかないと、世界との競争の中で日本、時間をかけてコツコツやっている割にはね・・・と、息子に出される効率悪い、何のためにやっているのか分からない宿題をみるたびに、ちょっと思うのでした・・・

イノベーターを育てるためには、親は変わった人でいる勇気が必要らしい。

正直、学校の方針に逆らうのは疲れます・・・
子供も先生のいうことは絶対だと思ってるし。

せめて家庭学習の部分までは学校の干渉、少なくしてもらえないかしら・・・
自主ノートをめぐり、見えない対立が、私の頃にはなかった中学生になっても続くのかと思うと、非常に憂鬱。
小学生のうちは通信簿とかまったく気にせず、そんな宿題やらなくてもいいよーとか平気で言えますが、中学生になると多分、内申書を人質にとられますよね・・・

いろいろ悩みますね。

読んだ本(未来のイノベーターは···)より引用

仕事ができない人を見ると、秩序すぎる人生を送ってきたんじゃないかと思います。いつもAをとることや次のレベルに引き上げてもらうことを追い求めてきたから、自分が興味のあることを突き詰めたり、物事をクリエイティブにやる時間がなかったんじゃないかな、と」
「私は自分の娘に、息をついて、考えて、自分のイマジネーションを使う時間をもっと持ってほしい。でも、よその親が子供のスケジュールを細かく組んでいるのを見ると、自分が少数派で流れに逆らっているとよく感じます

書籍:未来のイノベーターはどう育つのか

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