労働契約の終了

》 旧ブログ記事(2010年以前)

労働契約が終了する際というのは、なにかと紛争に発展しやすい。
このところ、その紛争が急上昇中のようである。
昔はそんなに解雇とか問題になることが少なかったと聞く。
そのためか、労働契約の終了のパターンについての認識が曖昧なままでも労務管理上、いままでは支障がなかったのかもしれないが、いまは個別労働紛争対策を考えると、労働契約の終了パターンについて、違いを少なくても労務管理者は認識しておく必要があるでしょうね。
先月(だったかな?)、某所にて退職勧奨に応じて辞めることを安易に「自主退職」という言葉で喋ってしまいましたが、正確に言うと、退職勧奨に応じるというのは、「労働契約の合意による解除」ということになる・・・のかな。
労働契約の解除について、合意の「ある・なし」ということが、法律的に大きな意味を持つ。
●労働者から一方的に辞める→「辞職」
●労働者から退職を願い出て使用者が承諾→「合意退職」
●使用者から退職を勧奨し労働者が承諾→「合意退職」
●使用者から一方的に辞めさせる→「解雇」
更に続けて、労働契約の解除のパターンについてブログに書こうかなと思いましたが、こちらのサイト(大阪府のHP)、そのあたりについてよくまとまっています。ので、私が書くのは省略。
勝手にリンク♪
http://www.pref.osaka.jp/sogorodo/soudan/kaikotaishokuqa/02keiyakushuuryou.pdf
( http://www.pref.osaka.jp/sogorodo/ )

コメント

  1. お久しぶりです。
    私は昨年末で合意退職。
    この不景気ですが、「なんか決別の時が今なんだ」と確信しちゃったんですよね。
    今まで甘えた働き方をしてたもんで
    真の独立です!
    といいつつ社労士事務所に居候。
    ぽつぽつと小さな会社がなくなっていきます。
    深刻な不景気ですね。
    倒産させずに、労働者も経営者も守りたいですね。

  2. 雇用と経営と、難しい問題ですね。
    失業が多くなると、企業自体の業績もマイナスなるだろうし、かといって無理に雇用を守っても倒産しては意味が無いし・・・・・
    人と人の問題ですから尚更です。
    リストラを行使していた側の担当者が鬱になり、退職した話も良く聞きます。
    本当に難しいですね・・・・

  3. さちさんへ
    前職、お疲れ様でした★
    どんな選択であれ、さちさんの決断を応援してますよ!
    景気、厳しいですよね・・・
    景気は循環するので、いずれ落ちるところまで落ちれば、底に到達し、回復に向かうのでしょうが、底はいつになるんでしょね・・・
    それまで経営体力が保てる企業がどのぐらいあるか・・・
    そして仮に底を脱出したとしても、少子高齢・人口減少社会、グローバル化、等々と、経営環境を取り巻く前提条件が一昔前とは大きく変わって前例のない状況となっていることから、時代の変わり目にいる自覚なく、数百年に1度ぐらいの時代の大変換期にいることを気付けず意識改革できない企業は、その先も厳しいでしょうね。(時流を読める企業には、逆にチャンスかもしれませんが)
    人も企業も、順風のときより逆境の時こそ、真価を問われると思うんですよね。
    どんな状況になったとしても、自暴自棄にならずに、自分の人生に対する責任を放棄するようなことにはならないでほしいです・・・
    社労士としては、合法的な残業代節約などの労務管理コスト削減手法の提案や助成金等のアドバイスはできますが、企業存続を左右するような経営戦略的な話になるとどうにもならない部分もあり、たまに無力感を感じます(泣)

  4. かっつさんへ
    公私問わず、「別れ話」って難しいですよね・・・
    別れ話を伝える役目の人も、きついですよね。
    リストラを行使していた側の担当者が鬱ですか・・・。
    でも精神的にすごい負担になるでしょうから、担当者も悩みますよね。
    いますごいメンタル不調の相談も増えているので、困った問題ですね(苦笑)。
    相手の自尊心を傷付けると、別れ云々以前の、感情的な対立により問題が大きくなることも多々ありますよね・・・
    よく労働相談なんかを受けていると、経営者に誠実な態度が見られていたなら、コトを荒立てるつもりはなかった、金の問題じゃない、悔しいので社会的制裁を報復的になんとかぶつけてやりたい・・・っていうような事も言われたりします(汗)。
    でも以前は上記のような相談が多かったように思いますが、最近の傾向としては、本当に労働者側も転職活動も思うようにいかず経済的に困窮してきて、「取れるものは取りたい」という考えから、コトを荒立てようとするケースが増えているような印象を受けます。余裕のなくなりつつある経済状況を反映してるんですかね・・・
    私事ですが、自分、父親が約10年間ほど営業職としてサラリーマンやったあとに脱サラし将来への計画性なく自由人として生きてきているのを見て育ってきているし、親戚にも自営業者が多いので、中小零細企業の経営者の立場も非常にわかるのですが、その反面、自分自身もパート、アルバイト、派遣社員、正社員と、いろんな立場の雇用形態の従業員も経験してきているので、どちらの立場も、わからんでもないです。
    仕事柄、労働者の敵になることもあれば、経営者の敵になることもあるのですが(苦笑)、理想は、win-win-winの関係です。労働者も経営者も私も納得し、ベストな回答。しかしそうもいかないケースも多い(泣)
    ほんと、人と人の問題は難しいですね・・・

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