小学生(小1)の家庭学習:息子の「考えない」脳ミソをどうしたものか・・・ 算数「どんぐり倶楽部」

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どんぐり倶楽部のお絵かき算数問題を息子にやらせていると、いろいろと考えさせられます・・・。

今日は、「小さな池の中で、小さなお魚さん達が運動会をしています。赤組、青組、白組に分かれています。みんなで24匹います。それぞれの組にいるお魚さんの数はみんな同じです。では、白組のお魚さんは何匹でしょう」という問題をやりました。
ちなみに幼稚園年長さん向けの問題です。

息子、とけませんでした。
ほんとはダメなんですが、ものすごくヒントをあげて、ようやく答えにたどりつきました(苦笑)。(お絵かき算数問題は、親はヒントも解答も教えないのがルール)

このお絵かき算数問題、実は答えにたどりつくことが大事なのではありません。試行錯誤しながら必死に自分で答えを考えようとすることが大事なのです。

どんぐり倶楽部のお絵かき算数をやるにあたって、「頭の健康診断」というのがあるのですよ。お絵かき問題やらせてみてチェックすることで、どれだけ頭に考えない習慣がついているかわかります・・・

例えば・・・

1、「分かんない」「習ってない」と読もうとしない→重症。計算以外を受け付けなくなっている。
2、数字合わせをする。文脈を無視して数字を使ってデタラメな計算をする。→重症。計算すればどうにかなると思っている。
3、「足し算?引き算?掛け算?割り算?」と聞いてくる。→重症。考えずに手順だけで解こうとする。
4、様々な計算をして偶然に答えが出るまで計算を続ける。→重症。数字を変えれば答えが出ると思っている。
5、頭だけで答えを考え、文章を追えないと「難しい」という。→重症。考え方を知らない、教わっていない。

・・・等々の項目があります。

ふぅ・・・。息子についても答えだせないことについては問題視してないのですが、しっかり上記項目にけっこう当てはまっていて、「考えない」脳ミソをどうしたものかと溜息です。

ヒントを色々と与えながら、遊びの体験など大事と言いますが、日頃の日常における経験の積み重ねが、こういった問題もとけるようになるかの差になるのかもな・・・とか考えていました。
割り算を知らなくても、日頃、親子でトランプゲームを頻繁にやっており、例えばババ抜きでトランプのカードを配る際に各自に同じ数になるように気を配ってカードを配る姿を多々見せていれば、数が大きくなっても3つに同じ数に分ける工夫にすぐ気付いて、答えにたどりつきやすかったかもしれません。

息子の名誉のために申し添えますと、決して息子、学校の算数が苦手とかではありません。
先日もクラスで100マス計算、2番目に早く終わったと言っていましたし、学校の勉強にはついていけているようです。

ハァ・・・ でも計算が早いとかは、ちょっとだけ目先の優越感にひたれるかもしれないけど、本当に大事なのは、社会に出たとき、難しい問題でも諦めないで考え抜くことができる力、自分でどうしたら答えにたどりつけるか考えることができる能力です・・・。

この「考える力」・・・というのは、相手が子供であれば簡単に奪ってしまえるようです。
よかれと思って親がしてしまう先回り・・・、頭で考えるのではなくパターンで繰り返し覚えてしまう算数の計算ばかりの学習・・・、想像力や思考力をつかう遊びや昔ながらのカードゲームに変わりテレビやゲーム三昧・・・

脳科学的に、9歳までが特に大事なようで、9歳までにこの考える力が育ってないと、なかなか後が大変なようです・・・

思えば、私は子供の頃、本当に勉強しなかったのに、そこそこの成績をとれていました。
なので、コツコツとやっていたら、もっと成績良かったのではないかと考えていましたが、むしろ、勉強しないで、いろいろな経験を生活の中でできていたからこそ、暗記科目は苦手だったものの、生活の中で応用力や思考力がつき、それが成績に反映されていたのかなと思うに至りました。
兄弟いたから自分のことは自分でやらなければなかなかったし、手伝いは毎日のこととして当たり前だったし、TVゲーム等がまだそんなに普及してなかったから図画工作や手芸にハマったりトランプや花札などカードゲームでたくさん遊んだ記憶もある。

さて、日頃、なるべく理不尽に怒ることはないよう気を付けているつもりですが、心構えが悪いような態度や様子について度が過ぎるようなときは、ここはしっかりシメとかないといけないと思っています。
育児は・・・アメとムチの使い分けが大事なのかなと思います。
基本的には、少しヨイショして調子に乗らせて育てた方が子供は伸びやすいと思います。実はちょっとこれ、実行するの私、苦手ですが(苦笑)。
しかし時には厳しく接することも大事だと思っています。親のためでなく、本当に子供のためを思っての厳しい言葉であれば、本気で親は自分のことを考えてくれていると、子供に伝わるんじゃないかなぁと自分は思っています。

というわけで、今日は息子に説教していました(苦笑)。
あまりにも思考の停止状態、考えない態度に、心構えが、けしからん!と。

なかなか育児は難しいですね・・・
どうも息子は甘ったれの根性なしの部分があり、苦しいことからはすぐ逃げようとする、困ったことが起きたときは言葉で伝えず泣きわめいたりして親に察してもらって動いてもらおうとするところがあります・・・
(そこで先回りして手を貸してしまうと息子のためにならないと、グッと我慢して放置したり、よく葛藤しています(苦笑))

ふぅ・・・
息子の「考えない」脳ミソをどうしたものか・・・
家庭学習は、とりあえず学校の勉強についていけて中くらいのところにいるようであれば、計算や漢字練習はほどほどに、思考力向上へ時間を振り分けたいところ。それが結果として後伸びにつながると思うし、暗記項目以外、国語等もついでに伸びますね・・・と思うに至りました。

教育現場で「考えない子供達」が増えているという声があるようです。

急増する考えない子どもたち!子どもの思考力をつけるために親にできること
最近の教育現場を見ていると子供達の考える力、思考力がなくなってきているように思います。このままで大丈夫なのでしょうか?何かにチャレンジして達成した時に得られる充実感も考えることをしなくなっては体験出来なくなるのではないでしょうか。ここでは、子供たちはなぜ物を考えなくなってきているのか解説していきます。

ほんとかな?!
となると、息子だけでなく、お絵かき算数問題でつまずく子供がいっぱいいそうですね。

考えない子供達が、いずれ大人になり社会に出たら・・・
マニュアル通りや教えたことは優秀にそつなくこなすことは得意かもしれません。
でも・・・

息子がそうならないように、いろいろと試行錯誤中(苦笑)

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