読書備忘録:『金持ち父さんの子供はみんな天才』読んだ感想→親として、子供が小学校低学年のうちに読んでおきたい育児書ベスト3以内にはいるね。

》親の読書

なりたい職業に「社長」とか、あまり登場しないのが漠然と不思議だった・・・

本を1冊、読み終わる。

『金持ち父さんの子供はみんな天才』

自分の中では子供が小学校低学年のうちに読んでおきたい育児書ベスト3以内にはいるね、うん。
子供の教育に関心がある多くの大人に読んでもらいたい本だと思いました。
できれば子供が9歳になるまでに読みたい本ですね。

この本を読んでいて、秋田県の問題にも、いろいろつながる答えを感じました。

いまの学校は、優秀な兵士や従業員を生み出すことを目的としたシステムなんですよね・・・。
親も先生も、子供に就職で有利になるように良い成績を求めさせ、そして就職させようとしていますよね・・・

『学校へ行き、いい成績をとって、安全で安定した仕事に就け』
これは古い考え方、産業時代の考え方と、著者は述べています。

産業時代から情報時代への変化・・・

兼業・副業、SOHO、テレワーク・・・最近のキーワードから垣間見れる情報を見ていても、国はちゃんと世界的な流れやこれからの日本がどうなるのがよいのかわかっている感じはしますが、肝心のそのための教育は学校ではあまり教えられてこなかった。
2020年に大きな教育改革がはじまりますが、産業時代の思考から抜け切れない親と教師が教育するから、これからも学校教育は第一目標が就職であり、そのために主に言語的才能について、いい成績を求めさせる流れは変わらないんだろうなぁ・・・

従業員を生み出すことを目的とした、いまの教育システムで育った親や教師。そのシステムしか知らないから起業家的視点など想像もできなく、そのまま自分が学んだシステムを子供に正しいと信じて教えて伝えていく・・・

若い起業家に親の仕事を聞くと親も自営業者だったりすることが多いから、無意識にもやはり親を通してみる世界の影響って大きいのかなぁ・・・
私も父親が物心ついた頃には既に自由人でして、おとーさん、あなたいくつ会社や店をはじめてはダメにしたかしら?少なくても2回は自己破産してるよね?フフフフフ・・・(母親が逞しかったおかげで衣食住に困りませんでしたが)という家庭環境であったため、人とちょっと視点がズレているところがあるかもしれない。

余談であるが、私の親は父母ともに、恐ろしいぐらいに思ったら即行動の人であった・・・
娘の私とは正反対。
というか私は家族の誰とも合わなかったようで、居間で家族でテレビを見ていても1人だけ疎外感というか居場所がないような気持ちによくなっていたなぁ・・・ 懐かしい。

本に出てくるコペル・インデックス、
私は多分、調査力の数字が高いタイプで、時間の使い方は何かをやるのに必要な時間を経験と専門知識から判断する、物事を歴史的観点から考える、コミュニケーションの方法は文字、情報の保存方法は優先順などなど、書籍に書かれている内容がかなり当てはまっていて笑いました(笑)。
学校の成績を上げるのに有利な本能らしい(笑)。

世の中、自分と違う才能の人も認める人と、否定する人に分かれるんですよね・・・

私のようなタイプは時折り、コミュニケーションタイプが会話や実演だったり、学習スタイルが読むよりも聞いたり実際に体験だったりするタイプの人達から皮肉言われたり理解が得られなかったりする・・・ 
さんざんそれは家庭で体験したので、異なる才能を理解してくれる、理解しないまでも否定しない人たちがいる一方、どこまでも否定して平行線で交われない人たちもいることも学習しました。

本当は人それぞれ、どの才能も大事なんだよ・・・ってことも、本に書かれています。
父親が、私みたいなタイプの人の才能を認めてビジネスパートナーとして大事にしていれば、もう少しいろいろと違ったでしょうに。
私にしてみれば即行動のような行動力ある人は、とても羨ましい存在です。

しかしながら、学ばなければでたらめになるという論語の教えのごとく、行動だけで失敗を積み重ねてきた人を見ているので、もったいないというか、仕事はほんと人の組み合わせなんだよなー、おんなじタイプの人だけじゃだめで、異なるタイプの人が組み合わさってこそ、うまくいくことも本当に多いのにね・・・と、本の内容に共感しきりでした。

世の中で必要とされる才能は本当に多様にわたっているのに、学校システムにおいては所詮、主にたった5科目の成績で評価される。
言語的才能、つまり読み書きの能力に優れた子は学校においては優位となる。
テストの点数がよい子は学校において成績がよいという成功体験を積み重ねていけやすい。
反面、テストの点数が悪い子は、周りの大人がちゃんとフォローしない限り、劣等感をもって自己肯定感の低下など歪を生じさせやすい。
本当はもっと広い視点で評価しないといけないのに。

『学問的IQだけで人を評価することに問題があるのは、その点だよ。学問的IQの高い人は往々にして、実社会ではあまりうまくやっていけない』(本より引用)

学校の成績向上だけに焦点を合わせすぎると、往々にしてそのようなデメリットが生じるリスクがあるのは、よくわかる。ほんと学力向上の結果の効果は吉凶、紙一重ですよね。

秋田の子供達も大変優秀でして、繰り返し繰り返し、学校で間違わないように指導されて、確かに賢くなっていっているんだろうなぁ。
そのかわり、失敗を恐れて動けなくなるリスク。
なんとなく、会話や態度から頭のよさが感じられるし実際、有名な大学出ていたりして、立派に公務員とかなられているんだけど、なんか頭が固いというか、自分ではゼロからの企画力がないというか、もう少し柔軟な発想できないかなー・・・とか、そんな人、いっぱいいますよね・・・

秋田の起業率が低いのは・・・

さてまた長文、脱線してきました。すみません(汗)

まとめると、
これからの子供達や秋田を考えたら、ただ「学校へ行って仕事に就け」と産業時代の考え方を引きずるのではなく情報時代にも対応して生きていけるように「クワドラント」を選ぶ機会を与えれるような教育をしようということ。
お金の教育もしようってこと。
情報時代を考えたら、30歳で第一ラウンド終了も視野に、学校卒業して数年以内・・・場合によっては在学中に起業も選択できるような自己認識を持つことを目標にする人生もあることを子供が小さいうちから教えること。
もし生涯、人に雇われる人生を選択したとしても、このような考え方を学ぶ意義はある。
それらは学校では教えてくれない。
学校での教育と同じぐらい、家庭での教育も大事。
ユーチューバーとか人気サイト運営とか、私が学生時代には思っていなかったビジネスで億単位のお金を稼ぐ人が出ている時代でして、なにも就職を目標とせず起業家を目標にするなら秋田でだって・・・という住むところを選ばないビジネスをやる人が増えるかもで。

とりあえずヒカキンよんで、新しいビジネスについて秋田で講演してもらうとか?!

もう既に産業時代をひきずる私にはついていけない世界ですが、ヒカキンとか、いつの間にか息子ですら知っている現状を考えると、子供は勝手に新しいことを覚えていき、その世界で生きていくんだなぁ~とか感じておりまして、いろいろと思うところ生じます。

余談ですが・・・
保育園時代、息子に大きくなったら何がやりたい?と聞きました。
特に夢も願望もなかったようなので、
「社長は?」と問いかけたところ、迷いもなく「大変そうだから嫌だ」と返事されました・・・
最近もテレビを見ていて、県南の雪まつりが映像で流れ、見に行きたいね~と話しかけるも、「え・・・、行きたくない。めんどうくさいし」
海外旅行、行きたいね~!という話しかけにも、「行きたくない」との即答。
・・・おいていくよ、1人で留守番だけどいいの?と聞いても、別にいいとの回答。

夢や希望がまったくない小学1年生・・・

こんなんじゃいかんと、今年の正月には、まず根性からなんとかせねば、根性と言えばスポーツ、スポ根アニメでも見たら影響されるか?!
・・・と、延々とスラムダンクや根性物の野球アニメ見せてみたりしました。
しかし、最初こそ喰いつくものの、しばらくすると飽きるの繰り返し・・・
保育園時代にサッカーはじめた頃にキャプテン翼を延々と見せたことがありましたが、そのときも初めは喰いついたけど、すぐ飽きてました。
その頃と、あんまり変わっていない・・・・

このままじゃ、マイルドヤンキー路線、まっしぐら(大汗)
いいのか、そんなんで?!(汗)
若者よ、大志をいだけよ~(号泣)。。。。。
ハハ、ソダテカタ、キット モノスゴク シッパイ シテルネ。

秋田県も、若者定住とか頑張ろうとしてるけど、マイルドヤンキー目指すような若者ばかり残られても根本の解決にはならず困るでしょうに・・・
もし私が息子がこのままマイルドヤンキー的根性が抜けきらずに秋田に残ろうとするなら、無理やりでも県外に追い出しますよ・・・・
あぁ、でも秋田の行政や議員さんたちはマイルドヤンキーが増えることを願っているのかな・・・

なかなか子育ては思い通りにいかずに悩むことも多いですね。
しみじみと息子と私は別の人格だと感じる時があります。

親の思い通りに育たなくても、子供の才能を見つけてあげ、それを育ててあげるのが親としての大事な仕事である・・・ 見つけれなかったとしても、せめて自分と同じでないことを否定せずに見守ってあげたい・・・

一般的に子供は9歳ぐらいから親とは別の個人としてのアイデンティを探し始めるものらしい。
私が母親と関係がおかしくなりはじめたのも、ちょうどこのぐらいからだったなぁ・・・
その関係悪化は20代中頃まで続いた・・・

もうすぐ息子もそうゆう歳になるわけで、その時に親と同じ過ちを自分はしないようにと、とても思う。

さて、息子にはどんな才能がありますかねぇ~(苦笑)
学校の成績って、とてもわかりやすい物差しで、時にはそれがすべてと錯覚し、ついついそれを中心に子供を評価して、時にはそれで子供を傷つけ、すべてにおいて自分は劣っていると誤認識させ、本来もっていた才能まで台無しにしてしまうことがある。

愚かな親を減らすためにも、今回読んだこの本は、多くの親に読んでもらいたいかな~
ちょいとページ数が多くて、読むの大変かもですが。

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