読書備忘録:『ザ・ギフティッド』『こどもを伸ばす家族力』等。優秀なお子様の親は、勉強と思わせない勉強環境をつくるのが上手。

》親の読書

最近読んだ本の感想。

・雑誌「一個人」

雑誌「一個人」から引用
『(徳川)綱吉は未来に対する魔除け、お祓いは神社に任せ、教育は儒学、過去の供養は仏教に任せるという方式を取り入れ・・・書物としての論語は古くから日本に入っていましたが、綱吉時代あたりから教育としての論語のあり方が始まり、100年、200年という時間を経て、日本人の中に血肉化。現代の子供たちが論語を読むと「お年寄りを大事にしよう」とか「先生の言うことはききましょう」など当たり前のことが書いてあって「お説教くさい」と感じる。それは論語が常識化しているから。また当然、漢籍を学ぶことで人間の内面も変わっていく』

江戸時代は、いろいろと興味深い時代です。
神・儒・仏のバランス・・・
現代の日本人の風習、文化、価値観にも影響を残していますよね。

・「ザ・ギフティッド」

暇があれば本を読んでいまして、幼児教育本もそれなりに読んでいます。(何十冊読んだかな?・笑)
この本、14歳の子が書いた本なのですが、面白く読めました。
0歳から保育園に入り、月曜日から土曜日まで8時から19時の間、預けられ、祖父母の支援はアテにできず。5歳の時に英語がわからないままカナダへ。
大川翔君のお母さんの家庭教育方針に、いろいろ共感するものがありました。
子供と接する時間が少ない中で、手を抜くところは手を抜き、何を子供に与えるか・・・。

(書籍より引用)
『巷に多くの勉強法なるものが存在しますが、最も確実で効果的なのは、偉人たちがどんな方法で勉強したのかを知り、まねることではないでしょうか』

共感です。
翔君のお母さんもたくさんの育児書等を読んだと書いているので、同じようなところに落ち着くのは、ある程度、そうですよね・・・という感じですが、翔君も幼少時代に、日本の神話等を読み聞かせてもらったり、漢詩や論語の素読をやったり、七田プリントをやったり。(えぇ、うちもやっています)
百玉そろばん、いいですよね。あとうちも小さい地球儀(直径14cmぐらいの)を買いました。DWEを使いこなせなかったところも親近感がわきます。(うちにもVHS版フルセットを中古1万円以下で購入したのある・笑)。ORT、いいですよね。
最近、ニンジン作戦で息子に「ことわざ・四字熟語・慣用句」の音読をしてもらったり、偉人の伝記の読み聞かせ等にも取り組みはじめましたので、ほんと、翔君のお母さんの家庭教育は、時間ない中で子供と関わるにあたっての、わりと私から見ると理想。
でも一番共感したところは、『子供の「セルフ・エスティーム」(自尊感情・自己肯定感)を高める』ことを大事に考えているところかな。
翔君のお母さんを、立派にやれているお手本とし見習いたいところです。(理想と現実は・・・涙)

・「9歳までに地頭を鍛える!37の秘訣」

「ザ・ギフティッド」著者のお母さんが書いた本。
「ザ・ギフティッド」の方が面白かった。私は翔君のお母さんの子育てに共感するものがあったので、これも面白く読めたけど、ザ・ギフティッドを先に読んで合わないなと思ったら読まなくてもよいかも。

・「猛烈なオヤジが・・(中略)3人の息子を京都大学に」

ネットSTRYS.JPにアップされていた記事が面白かったのと、子供に「学校いかなくてもいい?」と言われたら「いいよ」と言える親になりたいと思っていたので、ついつい買って読んでしまいました。
普通に面白かったです。
お母さんよりも父親に読んでもらいたい本かも。

・「勉強嫌いほどハマる勉強法」

上記本と同著者の本。
こちらは買わなくてもよかったかな。参考にはなります。
「楽勉」っていうのかな?
優秀なお子様の親は、楽しんで、子供に勉強と思わせないで勉強させてる環境をつくるのが上手な人が多いように思われます。
勉強しているという意識させることなく、ゲームや漫画、テレビ等で学習効果をあげる・・・そんな工夫のヒントがたくさん書かれています。
翔君の親も、ことわざや計算を親子バトルのゲームにしたり、勉強を遊びにしてるんですよね。うちの子も、漢字カルタやプリントなど、完全に遊びとして取り組んでいます。うまく誘導できた母の作戦勝ち(笑)。たまに誘導作戦が失敗して不発に終わった残念なアイテムも多々ありますが・・・
(あ、これだけ書いてると、うちの息子、さぞや優秀?!と思われるかもしれませんが、思いっきり残念なことに、平凡ですね~(苦笑))

そういえば、齋藤孝さんもそうですが、大川翔君も3人の息子を京都大学の本でも、けっこうテレビや漫画をたくさん見てるなぁ~・・・という印象。むしろお父さんが率先して大人買いして与えてるし(笑)。制限している感じはないですね。ゲームに関しては分かれるところですが。。。

ただ幼児期はやっぱりテレビは制限したほうがいいかと。
自分の息子の人体実験より、テレビやCDで言語を聞かせつづけただけでは言葉は身に付かないと、しみじみと分かりました。テレビやスマホに子守りを頼りすぎると、言葉が遅くなる可能性高くなりますね。言語発達と知的能力は密接に関係するそうです。
「1日30分間 語りかけ育児」という有名な本があるのですが、語りかけをした子と、そうじゃない子には大きな差が出ると書かれています。
他にもいろいろ本を読んでいて、読み聞かせをしていなくても知能が高い子は、親がとてもよく語りかけていた・・・というケースがとても多いんですよね。。。(コツとして、0歳の赤ちゃんにも、とにかく幼児語は使わず語りまくるべし)
私は性格的に語りかけ無理・・・と語りかけを諦め読み聞かせへの道へ行きましたが、読み聞かせでも語りかけでも1日30分以上を赤ちゃんの頃から・・・というのが1つの目安になるように思います。

・「こどもを伸ばす家族力」

(書籍より引用)
『だからといって戦前の軍国主義的な教育を復活させようと言っているのではありません。もっと以前の江戸時代から明治時代にかけての身体と心のバランスのとれた教育をもう1度見直しましょうと言いたいのです』

そうそう、そうなんですよ。別に戦前の軍国主義的に戻したいと言っているわけでなく。
戦後、GHQの介入により、過剰に教育の思想が歪められたような気がするんですよね。
多くの国において独立記念日や建国記念日は盛大に祝ったりするというのに、日本の建国記念の日は静かに終わる・・・。クリスマスやハロウィンなど外国文化は楽しくお祭りするのに、日本の初代天皇が即位したとされる日はお祝いなし、そもそも自分の国の文化や歴史のルーツを知らない人が多いから仕方ないか・・・とか最近、考える。教育の力って凄いですよね、よくも悪くも。自分の国のルーツを大事にして語るのは普通のことだと思うのだけど、日教組や一部の政党等の人からしたら普通じゃないようでして・・・。
なぜ近代日本の歴史や神話などをボヤっとしか分からないか疑問を持てば、いろいろ気づくこともあるでしょうけど、普通のことが普通に言えない、なんとなく抵抗勢力の存在が漂っているように思えて、思うところあり…

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