読書備忘録:『貝原益軒の和俗童子訓』『「学力」の経済学』

》親の読書

ここ数日で、また何冊か本を読み終わる。

1冊は、貝原益軒の和俗童子訓。
前からうちにありまして、久しぶりに読み返しました。
昔の言葉つかいなので、読みにくいんですがねぇ(苦笑)
↓このサイトでも全文読めるようです。

中村学園大学・中村学園大学短期大学部
中村学園大学・中村学園大学短期大学部のホームページです。

『戯れに、おそろしき事どもを云きかせ、よりより威しいるれば、後におく病のくせとなる。武士の子は、ことに、是を戒むべし。ゆうれい、ばけもの、あやしく、まことなき物がたり、必戒めて、きかしむべからず・・・』と書かれているのですが、本当にこの通りになったなぁ・・・・(汗)

私が「ナマハゲ」に頼りすぎた結果、うちの息子は怖がりです。
言うこと聞かないからといって、脅しはほどほどに…

その後、前にFBで紹介した本で1-2-3マジックという欧米で流行っているらしい躾法を知れたのは本当によかったです。
「カウント1回目!」というだけで、「ナマハゲに言うよ!」と同じぐらい問題行動に対する抑制力を発揮します。
すごいです。1-2-3マジック。うちの息子には効果絶大。

~健康に気を遣う人は、口に入れるものに注意する。食べるものが体をつくることをよく知っているからだ。だが、人生の健康を望む人間のほとんどが、頭に何を入れるのかにさっぱり注意しないのは、不思議でならないね。素晴らしい人生を生きたければ、頭に幸せのもとになるような考え方を入れることに気をつけなければいけないのだよ。頭に入ったものが、君の思考をつくり、思考が人生を形づくるのだからね・・・~
(「ユダヤ人大富豪の教え」/著・本田健 だいわ文庫 より引用)

劣等感の強い子に育っちゃうと、歪みを後から修正するにも時間がかかっちゃうから、叱るときにも行為を怒り人格を否定しないなど気を付けているつもりですが、1-2-3マジックは、余計なことをグダグダ言って後から後悔しなくて済むところも気に入っています。

2冊目、「学力」の経済学。

前から気になっていて、安くならんかなと思っていたのですが、なかなか安くならなかったので諦めて定価で買いました。

感想は…普通に面白かったけど、しっくりこないとことか、賛同でいないところもあったりして、定価だと高く感じる…。

・ご褒美で釣っても「よい」
・ほめ育てしては「いけない」
・ゲームをしても「暴力的にはならない」
・1日1時間までならテレビもゲームも問題ない。2時間以上だと、学習時間などへの負の影響が大きくなる。

・・・等が、実験や統計等の情報を根拠に書かれています。

巨額な税金を運用するのだから、政治するにあっては、何となくとか権威が言うからとか、曖昧とした根拠でなく、実験や統計データ等の根拠をもって資金を支出してもらいたいと思っているので、この本の著者のような教育に対する物の見方は大事だと思いました。

全国学力テストと四谷大塚の学力テストの比較はどうかと思いますが、学力テストに50億以上のお金が使われているわりには、その結果が有効活用されているかは疑問で、なるほどと思えるとろも・・・。
学力を決めるのは「学校の資源」だけでなく「家庭の資源」の影響も大きい・・・。
確かに、秋田県は学力テスト、トップクラス常連ではありますが、順位は広く知れ渡っているけど、それを支える背景についての比較の情報はあまりないような・・・。
近所に住む小学校低学年の甥っ子の話を聞きますと、凄いしっかりと毎日、宿題が出されているようなんですよね。
噂によると県内のさらに学力の高いとされる県南地域は、もっと宿題の量が多いとか・・・。
私が子供の頃、そんな宿題あったっけ???
秋田の学力トップを支えているのは宿題量とか、家庭での勉強習慣も大きいかもしれなく、下位クラスの県とトップクラスの県との家庭学習時間の比較とか、教員の採用倍率や構成年齢など、そういった統計データも一緒に公表されたらいいのにとか、多額の税金を投入するからには、更に有意義な情報収集及び公開方法ってあるような気がする・・・等、本を読んで気づかされましたね。

「非認知能力」に触れていたのも良かったですね。
人生の成功において大事なのはテストの点数とか目に見えるものだけでなく、自制心とかやり抜く力とか、そういった非認知能力が非常に大事で、それにあたっては、就学前の幼児教育が・・・と、幼児教育の重要性も書かれていました。
私も小さい時ほど手間暇かければ、その時は大変だけど、大きくなってからラク(コスト的にも時間的にも)なんじゃないかと信じて、いま息子に手をかけているので、幼児期ほど人的資本投資の効果が高いというの信じたいです(笑)
10歳ぐらいになったら、きっと私は育児から、かなり解放されているはず・・・
(よく息子には「フランダースの犬に出てくるネルロはね、7歳でおじいちゃんが病気になって一家の大黒柱になったのよ~。あなたも7歳になったらね・・・」と語りかけている)

本の中で少人数学級にも触れていましたね。
実験などの結果によると、少人数学級は学力を上昇させる因果効果はあるものの、他の政策と比較すると費用対効果は低い政策であることが明らかになっているようです。

いま財務省と文部省で、40人、いや35人...とやっていますが、確かに日本では教育の政策を語るにあたり(教育分野だけに限った事じゃないかな?)、漠然とした根拠で話をすすめることが多いですよね・・・
私は、理屈、理論、データを用いての話の方が好きなので、ちょっと物足りないかしら・・・

ちなみに私は少人数学級制にしてほしいと思っていますが。
(それが無理ならフリーで動ける教員を増やすとか)
漠然とした根拠でしか、その理由を説明できませんがね。

参考までに・・・

『日本のような豊かな国で、どうして1学級の人数を20人台に減らすことができないのか、理解しにくい。これでは、教員は画一的な授業を行わざるをえまい。私はその時に、もちろん口に出していうことはしなかったが、まるで第三世界の学校のようだ、と胸の中で思った。「タルムード」は、1クラスが25人を超えることを禁じている。大昔から、ユダヤ人は1クラスに25人以上入れると、効果的に教育が行えないことを知っていた。というのは、教育はクラス全体を見てはならない。生徒の1人ひとりを見なければならないのだ』
(「ラビ・トケイヤーの校長日記」著・マーヴィン・トケイヤーより引用)

ユダヤ人の思考が影響してるかは分かりませんが、特に欧米では かなりの少人数制(30人以下)が多い印象・・・
40人となると、世界の先進国の流れからは逆行してるなぁ…

さてと、次は何の本を読もうかな~

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