親の読書備忘録:『東大・京大に合格する子どもの育て方』考える力を伸ばすには算数が最も短期間に成果が出やすい?!

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『東大・京大に合格する子どもの育て方』という本を読み終わりました。
別に息子を入れたいわけではありません(笑)。ネットでたまたま、この本を知り、タイトル関係なく面白そうだと購入した次第です。

感想ですが、最近、自分が考えていた家庭学習の方向性と一致していて、より具体的なやり方が明確になってスッキリしたという感じ。読んでよかったです。

自分、基本的にものぐさなんですよ・・・。ついでに費用対効果も、とても気にする。
だから息子には、なるべく少ない出費で要領よく、ラクして賢くなってもらいたいと思っている(笑)
楽勉、バンザイ(笑)

この本の著者は、灘学習院という学習塾の院長やっている人です。
かなり本の内容、ネットで公開されています。
「幻冬舎 GOLD ONLINE」 にて連載されました

http://www.nadagaku.co.jp/2017/01/05/book_introduce/

その第10回「子どもの一生の宝となる「問題を解く」という喜び」より引用します。

考え続けて、正しく試行錯誤を繰り返すことができれば、考える力は自然についていきます。そうして養われた考える力は一生の宝ものとなります。
なぜなら、考える力がつくと、おかしな表現かもしれませんが、何でも考えるようになるからです。例えば学校の授業を聞いていても、聞いた内容を考えて理解するようになります。先に例にあげたように、歴史なども「なぜ、そうなったのか」と考えながら理解します。
考える目的の一つは因果関係を見つけることであり、歴史上の出来事には基本的に因果関係があります。ですから、因果関係を理解できれば、覚えなければならないことは、実はそんなに多くありません。因果関係に注目するようになれば、どの教科も理解できるようになります。
学校の宿題をこなすだけで難関大学進学も可能に!?
国語を使って考える力を伸ばす方法を説明したように、実は、どの教科を使っても考える力をつけることは可能です。私の塾で算数をメインにしている理由は、算数が最も短期間に成果が出やすいからです。
そして考える力がつけば、小学校の算数はもちろん、中学校から高校での数学がとても楽になります。
(中略)
そして、因果関係に注目することは、すなわち「なぜ?」「どうして?」を常に自分に問いかけることです。この力こそ、社会に出た時に最も必要とされる力、自ら問題を見つけて解決する能力です。
しかも、問題を解けた時の喜びを知っているから、考えることを楽しむことができる。まさに考えると「楽」になり、考えると「楽」しい人生が待っているのです。

http://www.nadagaku.co.jp/2017/01/05/book_introduce/

養われた考える力は一生の宝もの・・・
ユダヤ人、恐るべし!!!
ほんと幼児期から、「Why?」を徹底してきた人たちである。
だからノーベル賞受賞者が異常に多いのか・・・
(それに加えてユダヤ人は読書家な上、経典の音読暗唱により新たな暗記も容易にしてしまうスペシャル脳ミソを手に入れているのも大きいと思いますが)

息子を観察してると、この本に書かれている上位1%の天才の仲間では絶対ないことは確実です。さらに「なぜ?」と疑問を持つセンスは私より悪いと見ていて思う。
しかし、凡人でも鍛えたら伸びるらしいですよ。

この著者は、考える力を伸ばすにあたって、「算数が最も短期間に成果が出やすい」と言っています。
私も考えるに、算数が親としてもルーチン化して訓練に使うのラクだと思いました・・・

昨日、ユダヤ人ごっこ(勝手に私が命名)をやってみたんですよ。

私:(息子に向かって)「×××(愛犬の名前)って、なんで茶色なのかなぁ・・・」
息子:「わかんない!」(即答)
私:(うっ・・・、考えない脳め!(苦笑)、少し話題かえてみるか)
  「バッタって、なんで緑とか茶色多いのかなぁ・・・。ピンクとか黄色とか目立つ色のいないの、なんでかなぁ?」
息子:「それはねー、緑は草の色だよ!それでねー・・・」(おっ、少しくいついた!・笑)

ユダヤ人ごっこは・・・ 私の能力が低くて、こんなこと、日常的にやるのは大変だと諦めました・・・

この考える力を鍛えるために、私が選んだのが、息子にやらせている、お絵かき算数問題だったのですね。(他にも、なぞぺーや賢くなるパズルなどもやってるけど、メインはお絵かき算数と考えている)

お絵かき問題やっていると、解けなくて、息子、泣きわめくことも、しばしばでした(汗)。最近、少し慣れたみたい。
(じゃぁ、やめれば?といっても、やめなかったり(苦笑))
この本を読んで、まずは1年生だから20分ぐらいは集中して1問をとけるようになるの目指したらいいかな、慣れたら30分、いずれ1時間。10分ぐらいたって、まったく解けない様だったら、答えがすぐにわからない範囲でヒントをあげよう、3回に1回ぐらいは20分では答えでないで時間切れ終わりになるような問題をわざと選ぼうとか、いろいろ作戦を思いつくことができました。答えを教えないことの重要性を非常に再確認できました。別に答えでなくていいのです。簡単に解かれちゃったら出題者の問題選択ミス。

※補足説明(ネットの説明からコピペ)
『賢くなるパズル』は、宮本哲也氏が開いている宮本算数教室の教材。宮本先生のこの教室は無試験・先着順の入塾ながら、開成・麻布・栄光・筑駒・桜蔭・フェリスなどといった最難関中学校に、近年生徒の80%以上が進学する実績を持っている教室です。入塾申込日には、メールが殺到し、倍率5倍以上になるほどの大人気の教室。『賢くなるパズル』は宮本算数教室の3年生用の教材です。教室に入塾した生徒は最初の1年間ひたすらパズルを解きます。http://miyamoto-puzzle.com/miyamoto/index.html

↑こういったパズル系は、やらせても子供は勉強だと思ってないです。遊びだと思ってますね。

脳を鍛えることを重視。
トヨタも「ナゼ?ナゼ?ナゼ?」
大人でも脳ミソ使えば、やっぱり成長する。それが子供なら、尚更でしょう。
あまりよくわかってないけど、最近よくきくアクティブラーニングなんかも、多分そういうことなんですよね?

少し脱線しますが、シンガポール式算数。
世界中の教育機関で、シンガポール式の算数が急速に普及しているらしいの。
普通の公立の小学校の問題でも、日本の小学校の算数の問題と質、レベルが違います。
世界で見たときの日本の学力、過去の栄光、いまでも悪いわけじゃないけど・・・
こういった質の違いからも越されていったのかな~とか思いました。

でもシンガポールの公立の子達が勉強してるような算数問題、多分、日本の私立の学校の子達は勉強していると思う。
それだけ日本、公立の子と私立の子で、多分、小学校1年生から目にする算数の文章題の問題の質にレベル差があり、これが長きにわたって積み重なっていった結果・・・

いまは幸い、ネットが普及し、地方だから首都圏だからとの入手できる情報格差は少なくなっていると思います。
なので秋田も親次第だったり、教育機関の方でも私立やユダヤ人やシンガポールなどの学力先進国を研究して上位層増加に向けての取り組みに着手してくれたらと思ったり。
秋田のあの学力テストのよい成績の方へかたよっている結果は、ほんと素晴らしいと思うし、優秀な先生達のおかげだと思う。家庭学習ノートの仕組みも一部問題ありますが、そこがクリアできれば素晴らしいサイクルだと思う。
あの秋田の優秀集団のゾーンが、そのまま中学でもトップ層に移動する形で動いてくれたらいいのに。日本の中のユダヤ人目指すべし。
・・・とか、いろいろ妄想にふけるのでした。

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