なぜ大学に行きたい、行かせたいのか?奨学金で自己破産も。高卒より四大卒が生涯賃金低いことも多々にある。早期に1人1人の子供達の適性を見てキャリアについて真剣に考えたい。

》雑感(教育関係)

なぜ大学に行きたい、行かせたいのかしら・・・

リンク先、日頃、私も考えていたようなことが文章になっていて面白かった。

https://children.publishers.fm/article/18214/

息子にも納得いく行きたい理由を言えないなら金は出せん・・・と、漠然と大学に進学させたくはないなと思っていたりする。
高校卒業時点で漠然としてるなら、一度早くに社会に出てしまって、本当にやりたいこと見つけたら、自分のお金で大学入り直したらいいじゃん・・・と。
私自身、親の世話になっていいのは18歳まで(結果的に20歳までとなったけど)と勝手に思って幼少期を過ごしてきましたが、振り返ってみても、別に大学行かなくてもよかったなと思っていたりする・・・。

「なぜ?」が明確じゃなければ、無駄な高い投資で終わる可能性もある大学進学費用。

そもそも子供達にどういった未来を与えてあげたくて、教育熱心に子供に勉強させているのかしら・・・

そこそこ以上の水準の生活をさせてあげたい、いい会社に入って安定した人生を送ってもらいたいと思っているなら、意外と大卒ルートをいくよりも、ある高校ルートでいくほうが、費用対効果および親の負担を考えると、高コスパで実現性が高いと、知っている人は随分前から知っていたと思う。
無理して必死に勉強させて、それなりの大学に高い学費払って入学させて、必死に就職活動して・・・の4年間のお金と時間をかけたにも関わらず、入れる会社はとなると・・・
えぇ、高校入学時点では自分より偏差値の低い工業高校出身の高卒の人達より、必死に勉強して就職した四大卒の人の方が生涯賃金低いことも多々にしてあるだろうことに、私も気付いておりました・・・

いろんな面でいえることだけど、(偏差値的に)頭が良いことと人生の成功は必ずしも比例しないもので、そういった多面的に情報を収集し、いろんな選択肢があることに気付かせて、1人1人の子供達の適性を見てキャリアについて真剣に考えてあげる教育関係者が多数いればよいのですけど、学力テストの結果に一喜一憂するだけならいいですが、更には成績で教員の給与を下げる等いいだす自治体まであったり・・・ 偏差値信仰が強い大人も多いようなので、「なぜ勉強するのか?」「なぜ大学に行くのか?」など考えないで、もしかして、ただ大学行けばより良い人生になるなどと単純思考の大人も意外と多いのかもしれないと、世の中を危惧する・・・ あ、かなり脱線しました、すみません。

いろいろと情報を収集して分析するのが好きなんですよね・・・(笑)

秋田の中央地区から、なんとか通える工業高校は、男鹿工業、秋田工業、由利工業の3校かな?
秋田工業は、いわずもがな・・・なので省略し、残り2校の近年の進路実績。

<男鹿工業>
(平成29年)
96人中
進学24人(拓殖大学、八戸工業大学、立正大学など)
県内就職49人
県外就職23人(吉野石膏、キョーラク、東ハト、関電工、NTT東日本、ユアテックなど)
(平成28年)
103人中
進学28人(日本大学、札幌大学、県立大学など)
県内就職58人
県外就職17人(三菱重工業、三和シャッター工業、三井化学、丸善石油化学など)
(平成27年)
97人中
進学15人(県立大学、立正大学など)
県内就職57人
県外就職25人(トヨタ自動車、JFEスチール、三和シャッター工業、日野自動車、三井化学、東北電力など)

<由利工業>
(平成29年)
122人中
進学27人(県立大学、八戸工業大学、東北工業大学、日本大学など)
県内就職59人(うちTDKおよびTDK秋田 34人)
県外就職33人(トヨタ自動車、JFEスチール、キョーラク、丸善石油、三井化学、関電工、NTT東日本、東北電力、昭和電工など)
(平成28年)
130人中
進学21人(金沢工業大学、千葉工業大学、東海大学、日本工業大学など)
県内就職56人(うちTDKおよびTDK秋田32人)
県外就職48人(トヨタ自動車、本田技研工業、東北電力、JFEスチール、三井化学、キョーラク、丸善化学など)
(平成27年)
進学31人(山形大学、東北工業大学、拓殖大学、日本工業大学、八戸学院大学など)
県内就職48人(うちTDK関連24人)
県外就職34人(トヨタ自動車、東北電力、三井化学、キョーラク、丸善石油化学、東京ガス、日野自動車、富士重工業など)

ずらっと県外就職先を見ると大企業が並んでいる・・・
由利工業高校に関していえば、県内、しかもTDKに入りたいなら・・・って感じですね。

どこまで先を考えて子供達を教育するのか・・・

大学進学までをゴールにしたら、偏差値教育に偏り、学校関係者も自分たちの評価をあげるために、とにかく大学進学率を上げようとか、そんな雰囲気になってしまうかしら。
学校でのテストの点数は、あくまでも、人の才能を計る上で一部分しか見れないわけで、社会にでたら、学校で点数とるのが得意な人のような才能が活かされる仕事、職場もあれば、学校では評価されない、もっと多面的な才能のほうが必要とされる職場も多いわけで、ついつい学校や教育関係者たちにより「偏差値重視」「大学信仰」に流されそうになるけど、踏みとどまって、それぞれの子供にあった進路を考えたいところです・・・

追伸・・・
お願いだから、これ以上、秋田の実業高校の入学定員を減らすのはやめて・・・

追記1

学力、学力・・・ 確かに大事かもしれないけど、他にも大事なことはいろいろあるわけで。
子供達を見ていると、いつのまにやら大量の家庭学習があたりまえの秋田県になっていて、みんな同じように・・・ それが選択肢や可能性を狭めているような気がしてならない(苦笑)。勉強が得意な子は勉強を伸ばしていけばいいと思う。でもそうでない子は、毎日30分の家庭学習、他のことをやったほうが将来につながる場合もあると思うんだけど(苦笑)。
なぜにそんなに勉強、勉強・・・ 子供が小学生になったら、親が子供の勉強を見ないといけないこと多くて(学校からも指導され)、ちょっと疲れ気味・・・

追記2

https://children.publishers.fm/article/15618/

ここまで突き詰めてくると、どの種類の高校に進学をすすめるかも、学習支援事業の成果を上げる上で重要な部分になります。安易に普通科に進学を勧めてしまうと、その後は、大学か専門学校への道しか選択が選べず、社会的自立の意味では、さらなるリスクを内包することがわかります。それよりも職業高校を選び、しっかりと育ててくれる企業等につなぎ、高卒就職を充実させたほうが、「社会的自立」はより短期間で効果が出ることもわかってきました。

https://dot.asahi.com/aera/2017080200059.html?page=1

ほんとそうでしたね・・・。ほんの数年違うだけで就職環境が全然違っていましたよね。
しみじみ縁とタイミング・・・。人生いろいろ(笑)。

高卒求人バブル到来、売り手市場のうちに

ただいま高卒求人バブル到来中。東京五輪以降は分からないから売り手市場のうちに・・・だそうです(笑)

コメント

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