近況

》 旧ブログ記事(2010年以前)

秋田の景気、なんとかなりませんかねぇ・・・
特に建設業関係の会社に行くと切なくなります。。。
言葉が出ません。
なんとかなりませんかね・・・
これからの世界および日本および秋田を考えると、パラダイムシフト&イノベーションの必要性を感じてしまいます。
いつの間にか、先進国とよばれる世界の国々全体で、人口構造における年齢構成比率が昔に比べて大きく変化していた・・・ということに、最近、データを見て、しみじみ気付いた。


多くの先進国で高齢化社会が非常に進んでいる。
人口構造、特に年齢構成が変化してきているということは社会における変化、特に経済への影響が・・・
いずれ年齢関係なく、生涯現役、支えれる人は支える側にまわって、育児や介護など辛くなったときはお互い様の精神で支えてもらうといった社会構造にならざるを得ないかなぁ・・・
70歳ぐらいまでは働くのが当たり前の社会に、遠くない将来、現実化する可能性が高いと思う。
昔の年齢感覚のマイナス10歳ぐらいの感覚で、世の中見ていても人の精神年齢や体力なんか変化しているような気がする。平均寿命が延びた分、精神年齢や体力も間延びしたような?
60歳の人と会っても、全然年寄りって感じしませんもんね。そして20歳見てても全然子供で、30歳ぐらいに成人式を延ばしたほうがよいのでは?と思うぐらい自分も含めて年齢より大人としての責任など自覚足りないし。
だから、きっといけるよ(笑)
というわけで、60歳の人には催眠術でもかけ、自分は50歳だと思い込んでもらって、あと10年は頑張ってもらわねば。
酷ですかね?
えぇ、でも私が60歳になった頃の方が、いまよりずっと深刻になっているでしょうから、いまから少しづつ、いままでの年齢に対する固定観念を変化させていかないときついものがあります。
いわゆるパラダイムシフトが必要でしょう。
どうもゴール目前だと思うと保身に入ったりご隠居モードになり失速してしまいません?
それがゴールが伸びちゃったとわかったら、もうひとふんばりせざるをえないから、そのエネルギーが社会に対してプラスに影響するようになるかも?
いまでこそ日本はサラリーマン割合が高いですが、昔はそんなでもなかったんですよね・・・
農家とか自営業者は昔から多分、年齢関係なく働けなくなるまで働くということも多いと思うのですが、それがサラリーマンにも求められるようになってくるかもしれませんねぇ・・・同じ会社に働き続けれるかはわかりませんが。
ほんま、私も含め、いまの若い世代、70歳まで働き続けることを前提に自分の人生を考えた方がよさそうです。70歳で働くのをやめたとしても、次は体が動くうちは老老介護が待っています。老体にムチうって頑張らねば。若いうちから、介護の世話にならないよう、自分の健康には気をつけたいところです。
ライフプランニング・・・ファイナンシャルプランナーの大活躍ですね☆(ほんまか?(謎))
経済縮小、マーケットが小さくなっている・・・となったら、新たな顧客の創造を考えないと死活問題です。
(なにも新規開拓だけでなく、イノベーションや業務の水平展開(多角化)などで既存の顧客に新しいサービスなどを提供できるようになることも顧客の創造にあたるかと)
しかしながら、長年やってきたことを大きく変えるというのは難しい話・・・
なんとかならんかねぇ・・・
****
先日の日曜日は、ファイナンシャルプランナーのSGの勉強会でした。旦那が勉強会講師となり、「高齢社会について考える」というテーマでセミナーしました。
セミナー資料の「はじめに・・・」と最後のオマケ資料だけ準備を手伝ったのですが、「はじめに・・」を気に入らなかったらしく、セミナー当日は読むのを旦那に飛ばされました・・・
こちらに、その内容を転載します。
自分のブログで書いていることを使ったり手抜きしてます(笑)
長いので、適当に流して読んでくださいね(汗)
****(引用)****
1.はじめに
少子高齢化、人口減少社会により、既に様々な影響が出始めています。
ビジネスにおいても、これからは過去の成功体験が通用しない厳しい時代になっていくことが予想されます。既に地方では感じることが多くなっているのではないでしょうか?
いままでのビジネスにおける環境の前提は、人口増加社会でした。これが何を意味するかといえば、だまっていても消費者人口が増え、市場も拡大していったということです。つまり、商売する側からしてみたら、黙っていても経営がよくなる環境だったわけです。
それが、これからは沖縄と東京を除き人口減少が予測されています。これが何を意味するかといえば、人口増加社会の逆です。黙っていたら消費者人口が減り、市場は縮小し、そしてどんどん経営は悪くなる一方ということです。
いまの売上げを同じやり方で将来も維持できるかは、マーケットとして利益の出せる十分な大きさがあった場合なら可能かもしれません。しかし・・・地方は特に急速にマーケットが縮小していっているように感じます。
これからは益々、地域商圏の大きさと利益の出せる市場性を意識したビジネスの展開ができないようでは企業として生き残って行くのは難しくなるかもしれません。
業績の拡大を目指すためにはマーケットを広く取るかシェアを上げるか2つしか方法がなく、その両方を同時にやる方向・・・書くのは簡単ですが、実行は非常に大変なことです。しかしながら、いままでは経営において、「維持」さえできていれば段々よくなっていけていたかもしれないけれど、これからは「変化」を伴わないと本当に厳しくなっていくと思われます。
人口減少だけならまだしも、労働力人口の比率が急速に減っていくなど、人口構造のなかの年齢構成が大きく変化していくことの影響も厳しい未来の予測を想像させます。
現役世代が減り引退した人が増えるということは、金融機関に預けているお金の流れにも影響してくるようになり、預金を引き出す人が増えて金融機関残高が減ることにより貸せるお金が減り金利上昇や中小零細企業までお金がまわらなくなる影響も懸念されます。
だんだんと国内相手では儲からないからと国外流出する企業増加も懸念されます。
一部の大手企業で業績よいといわれながら、国内景気に反映されていない原因は、国内相手では儲からないので、国外相手にシフトしている影響も言われています。海外に工場を建てたりと、どんどん海外進出していき、国外ではお金がまわっている一方で、国内投資に、リターンがない。結果、国内にはお金がまわってこないといった構造に・・・。
このような状況の中で、どのように これからの社会を考えていくべきか・・・
パラダイムシフトやイノベーションが必要になってくると思われます。
イノベーションのためには、「既に起こった未来」として、人口構造の変化の予測が重要になってきます。
(参考)
パラダイムシフト
パラダイムシフト(paradigm shift)とは、その時代や分野において支配的規範となる「考え方」、「認識の根本的な枠組み」(パラダイム)が、革命的かつ非連続的に生じた場合、そのパラダイムを拠り所に既存のルールが大きくが変更されることである。
同時に「パラダイム」は時代とともに変化することで、常に新しい「パラダイム」を求めてシフトすることが求められていることから登場した言葉である。狭義では科学革命と同義。
イノベーション
イノベーションとは、新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革である。つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指す。
これまで(日本では)イノベーションは、よく技術革新や経営革新、あるいは単に革新、刷新などと言い換えられる。これは1958年の経済白書においてイノベーションが技術革新と訳されたことに由来するといわれている。当時の経済発展の要因は技術そのものであったため、イノベーションは技術革新と訳されたのかもしれない。
(引用元 / 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
 ドラッカー曰く、「人口の重心移動に注意せよ」
 イノベーションを実現するために、人口構造の変化の予測は「既に起こった未来」として非常に重要なのですが、人口構造の検討で注意するのは人口よりむしろ年齢構成…中でも最も急速に成長する最大の年齢集団の変化、すなわち人口の重心の移動が特に重要と指摘しています。
 (参考文献:ピーター・ドラッカーの事業戦略がわかる本/著・中野明)
日本は世界に例のない速度で高齢社会に突入しています。この急速な高齢化がこれからのライフワークにどのように影響するのか、高齢化白書などを参考に考えていきたいと思います。
(参考サイト)
内閣府政策統括官(共生社会政策担当)http://www8.cao.go.jp/kourei/index.html
国立社会保障・人口問題研究所 http://www.ipss.go.jp/
総務省・統計局 http://www.stat.go.jp/index.htm
※高齢化社会の定義
国連では、65歳以上の人口の国全体の人口に占める割合が7%になった段階から高齢化社会のスタートとしその割合が14%になるまでに要する年限を高齢化社会の速度としている。このように、人口高齢化が進みつつある社会を高齢化社会という。高齢化社会と区別して、高齢社会は老年人口割合があるレベルに達した、安定した社会である
※高齢化率の定義
65歳以上の高齢者が人口に占める割合を高齢化率といいますが、この高齢化率が21%を超えると超高齢社会といいます。
7%を超えると高齢化社会
14%を超えると高齢社会
21%を超えると超高齢社会となるのです。
現在の高齢化率は2004年9月時点の厚生労働省の発表では19.5%です。
現時点では超高齢社会ではなく、高齢社会ですが近いうちに高齢化率が21%を突破することは時間の問題といえるでしょう。
***セミナー内容、ダイジェスト****
(高齢化白書などを参考にしています)
2.高齢化の状況
1)高齢化の現状と将来像
2006.10.1現在の統計
日本の総人口:1億2777万人  65歳以上の高齢者人口:2660万人
高齢化率:20.8%
実に5人に1人が高齢者という社会
高齢者人口の内訳
前期高齢者(65~74歳)人口 1444万人 総人口割合11.3%
後期高齢者(75歳以上)人口 1217万人 総人口割合9.5%
※後期高齢者は前期高齢者の伸びを上回る増加数で推移してきている。
65歳以上の高齢者人口の推移
1950年 総人口の5%
1970年     7%(高齢化社会に突入)
1994年     14%(高齢社会)
2006年     20.8%(超高齢社会目前)
総人口が減少する中で高齢者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、2013年には高齢化率25.2%(4人に1人)、2035年に33.7%(3人に1人)、2042年以降は高齢者人口が減少に転じても高齢化率は上昇し2055年には40.5%に達する。
一方、後期高齢者人口は増加を続け2017年には前期高齢者人口を上回りその後も増加するものと見込まれている
出生数は減少を続け、これは生産年齢人口(15~64歳)にまで影響を及ぼし、2055年には4595万人となると推計されている。
一方、高齢人口の増加により死亡数は増加、死亡率は上昇を続け2055年には17.3%になると推計されている。
2055年には現役世代1.3人で1人の高齢者を支える社会が到来するという推計結果に。
平均寿命は今後、男女とも引き続き延びて、2055年には男性83.67歳、女性90.34歳となり、女性の平均寿命は90歳を超えると見込まれている。また、65歳時の平均寿命は1947年には男性10.16年、女性12.22年であったものが2005年には男性が18.13年、女性が23.19年となっており、2055年には男性22.09年、女性27.31年になるとされている。
※平均寿命と健康寿命~あと20年をどのように過ごすのか~
自立して健康に生活できる年齢である健康寿命について、世界保健機関の推計をみると日本は男性72.3歳、女性77.7歳となっており、世界で最も長いとされている。
このように65歳から亡くなるまでの長い期間や自立した健康な機関をどう過ごすかは今後の重要な問題である。
2)地域別に見た高齢化
※秋田県の高齢化率の伸びは全国1位
 また、増加率のTOP4は東北で占めている。
 東京、大阪、愛知を中心とした三大都市圏で低い
 いずれも全国的に高齢化が進行していることがうかがえる。
3)秋田県の高齢化率の推移
※秋田県の総人口は徐々に減少し、65歳以上人口が増加している。
4)秋田県の統計順位あれこれ
参考資料:シンプル統計あきた 平成19年2月作成
 人口・世帯
総人口:38位  年少人口:ワースト2位  生産年齢人口:ワースト2位
老年齢(65歳以上)人口:2位
人口増減率 総人口 -0.93%:ワースト1位    
出生率(17年 千人当たり) 6.7人:ワースト1位
死亡率(17年 千人当たり) 11.4人:第3位
婚姻率(17年 千人当たり) 4.3人:ワースト1位
離婚率(17年 千人当たり) 1.63人:ワースト3位
高齢者のいる世帯率(17年) 50.9%:第2位
 生活環境
   新設住宅着工
持家の割合 55.7%:第2位
持家比率(15年) 77.6%:第2位
住宅地平均価格(18年)m2当たり 22200円 :ワースト1位
商業地平均価格(18年)m2当たり 50400円 :ワースト1位
水道普及率(17.3.31) 88.8%:ワースト2位
理容・美容所、人口10万人当たり所帯数 517.5所 :第1位
清酒、人口10万人当たり消費量 13.0ℓ :第2位
     
 保健衛生
主な死因の死亡率(人口10万人対)17年
全死因     1143.8 :ワースト3位
悪性新生物  337.8  :ワースト1位
脳血管疾患  161.3  :ワースト3位
心疾患    173.1  :ワースト9位
肺炎     119.5  :ワースト4位
不慮の事故  46.4  :ワースト2位
自殺     39.1  :ワースト1位
ミクロ統計  購入金額:「平成17年家計調査年報」
   全国順位
第1位:乾うどん、そば・カップめん・ほうれんそう・冷暖房用器具・ストーブ、温風ヒーター・子供服・かばん類、ハンドバック
第2位:麺類・さんま・塩鮭・だいこん漬・メロン・灯油・台所、住居用洗剤、運動靴・手芸、工芸材料・歯磨き・こづかい(使途不明)
5)高齢化の国際的動向
   
 ・今後半世紀で世界の高齢化は急速に進展
   2005年 世界総人口 65億1475万人  
   2050年       91億9129万人(見込み)
   高齢化率の推移予想
   1950年 5.2% → 2005年 7.3% → 2050年 16.2%     
高齢化の速度について 高齢化率7%から14%に達するまでの所要年数によって比較すると
フランス 115年  スウェーデン 85年  ドイツ 40年  イギリス47年
  日本の場合は・・・24年(1970年 7%→1994年 14%)
日本の高齢化は世界に例をみない速度で進行している。
アジア諸国は今後急速に高齢化が進行し、特に韓国においては日本を上回る速度で高齢化が進行し2005年 9.5% → 2050年 35.1%に達すると見込まれている。
  (日本は2050年に39%に達する見込み)
3.高齢者の姿と取り巻く環境の現状と動向 
1)高齢者の家族と世帯の変遷
・高齢者のいる世帯は全体の4割、そのうち「単独」、「夫婦のみ」で過半数
・子供の同居は減少しているが、子供は依然として心の支え
・一人暮らし高齢者は増加傾向にあるも、ひとりで過ごす事に不安感
2)高齢者の経済状況
・高齢者世帯で生活が苦しいとする割合は低い
・高齢者世帯人員一人当たりの所得は全世帯平均と大きな差は無い一方で、高齢者世帯間の所得格差が大きい
・高齢者の世帯の家計収支は全体で見れば黒字だが、無職世帯では赤字
・高齢者の世帯の貯蓄は全世帯の1.4倍であるが、300万円未満の所得も約1割
3)高齢者の健康と福祉
・高齢者の半数近くが何らかの自覚症状を訴えているが、日常生活に影響があるのは1/4程度。
・国際的にみて日本では「自分は健康」と考えている人が多い
・国際的に見て高齢者が医療サービスを利用する割合は高合い
・高齢者の要介護者等は急速に増加しており、特に後期高齢者で割合が高い
・主に家族(とりわけ女性)が介護者となっており、「老老介護」も相当数
 
・若年期からの健康づくりが重要
 65歳以上の高齢者の死因となった疾病
 平成17年 心疾患、脳血管疾患で約3割を占める
高齢者が介護を要する状況となった理由の4人に1人は脳血管疾患。
   
肥満者の多くが、高血圧症、高脂血症、糖尿病等の生活習慣病を併せ持ち、これらの危険因子が重なるほど、心疾患、脳血管疾患を発症する危険性が明らかとなった。
そういった中で平成17年4月、日本内科学会等の8つの学会がメタボリックシンドロームに着目して、効果的に生活習慣病予防を行うことを提言している。
現在の高齢者にくらべても現役世代では食生活やライフワークが多様に変化していることから、若い世代ほど自身が高齢期になったときの健康状態には変化がみられるものと思われる。
4)高齢者の就業
  ・高齢者の就業状況
   1)60歳を過ぎても働く高齢者は多い
     就業者の割合
      55~59歳 90.1%
      60~64歳 68.8%
      65~69歳 49.5%
不就業者であっても60~64歳のうち5割以上、65~69歳のうち4割以上がそれぞれ就業を希望している。
2)高齢者が就業を希望する理由は「健康を維持したい」が最多
3)60歳を境に非正規雇用が増加
高齢者の就業を取り巻く環境として雇用情勢は依然厳しさが残る。
4)性・年齢別の労働力率が平成16年と同水準で推移した場合、労働力人口は約10年で420万人減少する見込み
政府の高齢者雇用延長対策、女性の就業環境改善などもこれからの人口減少、労働力低下のなかでの解決策の一つ。
5)高齢者の生活環境
・現在住んでいる地域で特に不便を感じない人が半数を占める。
・外出する機会が増加する一方で、交通事故も増加傾向
      1)60歳以上の高齢者の外出状況
        ほとんど毎日外出:59.7%
        ときどき外出する:32.9%
        ほとんど外出しない:7.3%
      2)65歳以上の交通事故死者数
平成18年2809人で平成14年より減少しつつあるが、交通事故死者数
全体に占める割合は年々増加しつつあり、平成18年は44.2%
一方、高齢運転者による交通事故件数は保有者の増加や運転機会の増加を背景に年々増え続けている。
平成7年と比較し、65歳以上の高齢者では2.4倍、75歳以上の後期高
齢者では約3.5倍と高い伸びを示している。
(全年齢の計では事故件数は減少傾向)
4.前例のない高齢化社会に向けた対策・取組の方向性
1)前例のない高齢社会に向けた課題
従来、都市化により若年者が流出した地方の問題とされてきた高齢化は今後、流入した人たちが高齢期に達することで都市部においても顕在化し、国全体としての問題として捉えることが必要になる。
2055年には高齢者1人を生産年齢人口1.3人で支えるという社会になることが予想されている。こうした比率の変化は支えられる人たちの不安感と支える人たちの負担感につながっている。
・高齢者の意欲が十分活用されていない
高齢者の就労意欲や社会参加意欲を活用していくことは支えられる人の不安感と支える人の負担感を解消する一つの方向性では。
・人生80年時代に65歳で引退は早すぎる
人生80年時代が現実のものとなり、健康寿命との比較でも65歳はまだまだ元気で活動する期間は十分残されている。
逆にいえば、健康寿命の延伸が重要な課題となっているときに65歳での引退は早すぎ、長すぎる「余生」を過ごすことになりかねない。
・高齢期に向けての健康づくりが十分自覚されていない
若いころから健康に留意し、健康づくりに励み、高齢期になっても病気や要介護状態にならないための予防に取り組むことが必要。
近年、メタボリックシンドロームが問題とされるなど、健康で長生きするための備えが十分自覚されているとは言い難い。
2)高齢社会の対策と取り組みの方向性
・政府の取組
1)持続可能な社会保障制度の整備
2)65歳までの継続雇用措置義務化
3)バリアフリー対策
4)生涯学習支援対策
・団塊の世代が高齢期を迎えるにつれ高齢者の姿も変わるものと予想。
1)高学歴、就労意欲、社会参加意欲、消費意欲が旺盛な高齢者は従来の「支えられる高齢者」というイメージとは違う新しい「支える高齢者」というマンパワーとして社会を変える可能性を秘めている。
・「65歳」=「高齢者」=「支えられる人」という固定観念を捨てる
1)高齢者のマンパワーの活用は前例のない高齢社会を活力あるものとしていくためには必要不可欠
5.まとめ
   
1)固定観念を見直し、「高齢者は高齢社会を支えることが可能な貴重なマンパワー」であると意識を転換する。
・若い世代、子育て世代の中で長時間労働に苦しんでいる若者たちの「ワーク」をより多くの就業を希望する高齢者が分担する等。
2)労使双方の努力で「世代を通じたワークライフバランスの実現」を可能にし、働く意欲のある高齢者の「ワーク」に向けられる時間を増やす。
3)自分の健康づくりは「自己責任」という意識をもつ若いうちから健康管理に留意し、不測の事態に備え、公的社会保障制度以外での備えを準備しておく。
4)若いうちから「高齢期の人生プラン」を考えてみる
高齢期に元気に地域で活動するためには、何か「生きがい」をもっていることが重要。就労なり、社会参加なり、余暇なり、個人個人の価値観に応じて生きがいを持つことが必要。
若い時期には仕事や育児などの家事に時間を取られ、自分の高齢期への備えが十分にできているとは言い難い。
自分が高齢期に何をしたいかをできるだけ早期に決め、若い時期からあらかじめ備えて準備を進めておくことが大事。
                      以 上
オマケ
日本をはじめ、先進諸国は平均寿命がいまでは80歳ぐらいになっているものの・・・
世界を見ると、平均寿命が30代という国も存在しています。平均寿命が70歳に達していない国の数、多いです。短命の国の背景は、紛争や貧困・・・?

コメント

  1. 初めまして。以前からブログを拝見させていただき自分の仕事の参考にさせてもらっています。
    ふなきさまの視点で見る日々の出来事の感想がすごく自分の中で共感できています。毎日お忙しい中でこれだけの文章を書かれるのはさぞかし大変なことですよね~
    少子高齢化社会が叫ばれて久しい日本の社会ですが、結局明確な打開策も政府からは出されていませんし、一般企業も高齢者雇用どころか派遣への切り替えでコストダウンをもくろむことばかり考え、結局は消費者の購買意欲を減退させまわりまわって自分のところに帰ってくるといった縮小経済のラビリンスに陥っているように思います。
    でも・・・悲しいかな目先の利益を取っていかなければいけない現実もありますものね。特に株式公開している企業は利益確保が大命題になっているから始末に負えませんよね。
    すみません。。。初コメントなのに長々と書いてしまって。。。
    今後ともいろいろ参考にさせていただくと思いますのでよろしくお願いします。

  2. いとーたろーさんへ
    コメントありがとうございます☆
    しかも共感してくれている部分があるとのこと、とても嬉しいです♪♪♪
    >毎日お忙しい中でこれだけの文章を書かれるのはさぞかし大変なことですよね~
    ついつい長くなっちゃうんですよね(大汗)
    長文なのに読んでくださる人には本当に感謝です(笑)
    なんか世の中全体、じわじわと悪循環サイクルになっているような気がしますよね(泣)
    企業の派遣への切り替えというのも、ほんと、中長期的にみたら、どこにシワ寄せがくるかといったら・・・
    良くも悪くも、国家も会社も個人も、因果応報、その時、その時の選択の積み重ねが現在、未来の姿につながっており、変りたいと思うなら、これからの選択次第で善循環サイクルに変っていくことを信じたいです。
    国全体で見た場合は、本当に政治の責任は影響力が大きく重大ですよね。
    派遣が増えた背景も、国の政策による規制緩和の影響も大きかったと思います。かなり昔は派遣登録するにあたってハードル高かったし、派遣の時給、高いのが普通でしたもんね・・・
    いまでは・・・(苦笑)
    企業が目先の利益に走らざるを得ない背景も理解できなくないので、政治の影響力に期待するところは大きいのですが、打開先を出せないどころか困りましたねぇ・・・
    ふぅ・・・油断すると思考がネガティブモードになってしまうのですが、たくましく頑張らないとですね。
    なるようになるだろうし、どんな状況でも考え方次第で精神的な豊かさや楽しみを見つけることは出来るでしょうし。よくなるにこしたことありませんが、最低限の衣食住が確保できているうちは経済が後退していったとしても、まだまだ日本は恵まれており、ほんと考え方次第だと思います。
    これからの世界および日本、どうなっていきますかねぇ・・・
    こちらこそ、今後とも宜しくお願いします♪♪♪

  3. お返事いただき感謝です。
    僕は現在木材関係の卸をしている会社で経理と内部統制に関する文書作成に携わっています。転職組で実は今の会社に入社して3ヶ月しか経ってませんが。。。一応上場会社ではあるんですが内部の諸規定があまりにも整っていなくって、かなり悪戦苦闘しながら仕事に取り組んでいます(笑)
    っとか言いながらこんな愚痴を就業時間内に書き込んでいるわけですが。
    会社にとって本当に必要な諸規定が整備されていないと社員のモチベーションも下がるという典型的な悩みを抱えている企業だと自分なりに判断しながら仕事に取り組んでいます。
    もしかしたらいろいろ相談させていただくことあるまも知れませんので、その際はアドバイスをお願いします。
    それからkazuさんに共感できる部分は本を読んだり講演会を聞いたりした際のコメントの着目点がすごく自分に近いような気がしています。注目するトピックに対してかなり深く切り込んで考えるところなどは自分にもそういった傾向があるかなって。興味を持つとその出来事の根本まで深く掘り下げたくなりますね。
    ついつい長くなってしまいました。
    これからも日記楽しみにしていますので、仕事に負荷のない程度に更新してください(^^)

  4. いとーたろーさんへ
    経理と内部統制文書を作成している方でしたか。
    諸規定の整備は会社の成長のためにも大切ですよね。
    しかし、せっかく作成しても活用されない状況になったら作成担当者として悲しいところ・・・
    トップもしくは裁量権が大きい人が重要性を認識して、推進に協力してくれれば浸透しやすいのでしょうけど、担当者に丸投げの場合、なかなか周りが協力してくれなかったり苦労も多いと思います。
    いとーさんの会社のトップはどっちですかね?(笑)
    私でわかることでしたら、お気軽に聞いてください♪
    頑張りましょう☆

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