忠臣

》 旧ブログ記事(2010年以前)

上杉鷹山の書籍より引用
~なぜ、私に言わなかった。耳の痛いことは言わなくなったのだな。よいか。藩主の乱れは、忠臣が本当のことを言わなくなった時から始まる。耳の痛いことを言わずに、耳ざわりのいいことばかり報告するようになれば、藩主は次第に暗君になる。真実から次第に遠ざけられるからだ。そうなった時、忠臣はもう忠臣ではない。おまえたちもそうだ・・・~
<引用:経営改革の祖 上杉鷹山の研究 危機を乗り切るリーダーの条件 著・童門 冬二 より>


思ったことの言えない、空気の重い職場というの、多々存在してますよね(苦笑)
風通しの悪い組織というのは、トップに原因があったりする。
下手なことを言ったら、睨まれ、否定され、報復を受ける。それだったら、顔色を伺い、余計なことはいわないほうがいい・・・と、どんどんとなっていく。
自分、思ったことを言わないのはストレスになるので、正規の公務員なんかは無理だー・・・と思う。
地雷踏んで睨まれて報復人事で飛ばされてしまう危険性が(汗)
けっこう公務員にもメンタル不調の人が多いのは、組織風土に問題あるんじゃないの?、と思ってしまう(苦笑)
せっかく頭のいい人たちが集まっているのに、貝のように黙ってしまう。部下を活かすも殺すも上司次第ですよね。
意見を言おうとしても、何度か否定されたり批判されたりが続くと、そのうち何もその人には言いたくなくなるもんですよね・・・
逆に、幼稚な意見だなと思ったとしてもそれを表に出さずに否定することなく、上手に傾聴してくれれば、この人は自分にとって親身になってくれる信頼できる人だ、またいいアイデアを思いついたときには話をしてみよう・・・と好意を持ち、好循環サイクルにいく場合もある。
ボトムアップからのコミュニケーションを円滑にしようと思いながらも、うまくいってなくて悩んでいる管理職とかトップがいましたら、コーチングや心理学の勉強するとか、D・カーネギーの「人を動かす」を読むとかされたらどうかと思う。
D・カーネギーの「人を動かす」は、かなりおススメ。
~議論や理屈で打ち負かしても、相手は決して納得しない。逆に反感をつのらすだけだ。人を動かすには、相手の立場に立ち、望んでいることをつかめ。正当に評価せよ。誠実な心で接すれば、人は必ず心を開く。人を動かすには人の心を動かすことだ~
< 引用:人を動かす/著・Dカーネギー 発行所・創元社 の書籍表紙より>
なかなか自分の意見と反することを聞くというのは、自分の価値観だけが正しいと思い込んでおり視野が狭くなっている人には難しいことかもしれない。
冷静に怒ることなく、耳の痛いことを聞くというのも、苦痛なことかもしれない。
それができるかは、人間としての『器』次第?!
~得てして、偉い人は、立派なことを言います。そして、何でも思ったことを言ってほしいとおっしゃいます。自分の耳に痛いこと、つまり批判でもよいから言えというようなことがあります。私はかつて、そういうことばを真に受けました。真に受けて、藩公に直言したことがあります。しかし、藩公は初めはニコニコして聞いていましたが、やがて段々と表情が変わり、ついには目に怒りの色が浮かびはじめました。その場はそれで済みましたが、やがて来たのは私に対する左遷の命令でした。その時私は悟りました。偉い人が、何でも言ってみろというのは、実は嘘だと、本当は耳に快い誉め言葉ばかりが欲しいのです・・・~
<引用:経営改革の祖 上杉鷹山の研究 危機を乗り切るリーダーの条件 著・童門 冬二 より>
従業員が、白けていたり、そっぽを向いているのは、トップの言動を見てのことかもしれない。
自分1人で会社を盛り立てていくというのには限界があるんじゃないかなと思う。
従業員1人1人の協力を得て、組織を活性化させていくためには人の心理について考えていく必要があると思います。
忠臣は、おりますか?

コメント

  1. >自分、思ったことを言わないのはストレスになるので、正規の公務員なんかは無理だー・・・と思う。
    思ったことを言っても、全く伝わらない時もストレスになります。言葉の背景や感情までも理解してほしいと考えるのは、期待のしすぎでしょうか。

  2. マックスさんへ
    ご愁傷様です(泣)
    メンタル不調にならないよう気をつけながら頑張ってください。
    その人、もしかしてKY星からやってきたKY星人なんじゃないですか?
    機会があったら、どこの星からやってきたか聞いてみてください。
    宇宙人と分かり合おうとするのは難しいですよ・・・
    君子危うきに近寄らず・・・
    さわらぬ神に祟りなし。
    理不尽な思いをしたときや、こういうときは都合よく老荘思想に漂うに限ります・・・
    周りに異星人ばかりで大変かもしれませんが、いつか同じ星の星人がやってきて共感しあえる仲間が結成されるかもしれません。
    希望だけは捨てないでください★
    (他人事のような発言でした(笑))

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