『子どもを上手に叱っていますか?』という本を最近、読みました。
なかなか内容、よかったです。
アドラー心理学をベースにした『子どもの「わがまま」がピタリと止まる本』と内容がけっこう似ているように感じました。
素直な育てやすい子なら必要ないでしょうが、悪知恵が働き、駄目なことでも本当に駄目なのか挑戦してみないと気が済まないチャレンジャータイプの息子には、優秀なドッグトレーナーのような、それなりのテクニックが必要なのです・・・
例えば、スーパーに買い物に行き、店の中で「これ買って!」と要求してきて、駄目だと言っても更に駄々をこね大騒ぎをはじめたら、どうするか?
その場合、静かな口調で「今日はもう家へ帰ることにするね。お母さんと買い物する気がないようだからね。こんど来たときには、ちゃんと楽しく買い物できればいいね」・・・と言って、買い物かごの物を急いで全部戻して、スーパーから出ます。
子供が抵抗しても、引きずってスーパーから一緒に出てきます。そして本当に家に帰ります。
息子が2歳か3歳の頃かなぁ・・・、実際に私、このやりとりを2回ほどしました。
少し人目は気になりますが、わがままを言っても通るとしてしまっては、息子のためになりません。
凄い効果がありましたねぇ(苦笑)。
スーパーでのわがままがピタッと止まり、3回目の挑戦はありませんでした(笑)
子供とのパワーゲーム。
挑戦者が勝つか、親が勝つか。
親としては、子供に善悪の分別を教えるため、負けるわけにはいきません。
子供って意外と賢くて、大人のことをよく観察してるんですよね・・・。息子を見ていても、なんとなく悪いことだと分かっているけど、どこまでだったら自分の要求が通るか、日々、いろんなことの境界線を探るかのごとく、言うことを聞かないの繰り返し・・・。
けっこう育児書関係も読んでるんですが、子供のしつけ関係に関しては、上記の『子どもを上手に叱っていますか?』『子どもの「わがまま」がピタリと止まる本』と『「させる」「やめさせる」しつけの切り札』の3冊がとても私には参考になる本でした。
外国の本によくありがちな事例の繰り返しが多かったりで、読むのに少し疲れますがね(苦笑)、実際にどうすればよいかが具体的で実践に使える知識が得られます。
なんかこの「しつけ」関係の本に関しては、コーチングや子育て論系も読んでるのですが日本人が書いた本で、ほぅ~・・・と思った本は、いまのところないですね...。
とてもヒットした本『嫌われる勇気』は、子育ての目標を再認識するのには、とてもよい本でした。なので、人にもおススメしたい本ですが、これだけを読んで鵜呑みにするのは危険な本のように思います。
子育ての方向性は『嫌われる勇気』で、実際の具体的な実践ノウハウは上記3冊で・・・って感じ。
最近、『毒になる親』という本も読みました。
Amazonで300件以上の高評価(星4つ以上)がついている本です。
私自身、親兄妹との関係に苦労したので(いまも少し苦労してるかな・苦笑)、負の感情をコントロールできない親が、ものすごく子供の人生に悪影響を与えることを知っています。
いま上手くいってるように見えても、子供が成人になってから、その反動がでたり・・・
毒になる親にならないためにも、叱り方は、コツを知っているか、知らないかで、違いが大きいと思うんですよね・・・
さて、また長くなってきました・・・
子供の叱り方について、まだまだ書きたいところですが、このへんで。
私もまだ試行錯誤中の身ではありますが、息子を叱るときは「仏の顔も三度まで」を基本方針に怒っています。
(1度目は、分からなかった、教えていなかったから間違いをおかしたのだろう、だから教えてあげるから繰り返さないでね(教育)。2度目は、前にちゃんと教えたよね?忘れちゃったの?次はないからね?もし次やった場合は・・・(警告)。3度目もしくは4度目、・・・罰則適用(ペナルティ))
又、自分が年老いて万が一、ボケ老人になって息子と立場が逆転した時に、息子から理不尽に感情的に怒られたりしたくないから、そのような怒り方はしないように心掛けています。
いつも上手くできているわけでないですが。
(私がいま息子に対してしている叱り方、息子が成長したときには似てしまう可能性が高いでしょうから。子供は親に似る。自分がされて嫌な叱り方は息子にしちゃいけない)
叱るのは難しいなぁ~とは思いますが、叱らず物事の分別を教えないのは論外。
息子のお友達を見ていても、叱るのが下手な親の子、我慢ができず感情をコントロールするのが下手だったりワガママな子が多いなぁ~という印象・・・
子供の扱い上手な人を見ていると、叱ると褒めるのメリハリが・・・
私を含め、多くの親が、子供の幸せを願っていると思います。
子供のためにも日々、勉強・・・
追記
『子どもを上手に叱っていますか?』『嫌われる勇気』の2冊は、子育てだけでなく職場の人間関係対策にも役立つ内容だと思いました。
ぜひ機会あったら購入して読んでみてほしいです。(前者は古本でだいぶ安くなってるし♪)
課題を分離する、境界線を明確にして言葉だけでなく行為を伴ってルール違反には対処する・・・等、
「曖昧・理不尽・不満蓄積」から「明確・納得・不満解消」になるヒントがあるように思います☆
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