本を1冊読み終わる。人にすすめるかどうかは迷いますが、私は面白く読めました。
本を読む前から、あまり裏表がなく、不器用な人なのかな?という印象がありましたが、やはり人間関係においては要領の悪い不器用な人だなと思いました。
嫌いじゃないですね(笑)
堀江氏の生い立ちも書かれている。
田舎で高卒共働き夫婦の1人息子として誕生。
決して裕福な家庭ではないし、賢い親でもない。
親2人とも毒親だった。(でも恨んでないようである。親も不器用な人達だったようで・・・)
授業参観に親が1度も来たことがない。
家族旅行をしたことは、たった1度だけ。
けっこう寂しい幼少時代・・・
児童文学が苦手、百科事典をひたすら読みふけっていた。
中学生の時に新聞配達のアルバイトをしていた。
小学校3年生の時の恩師のおかげで、いまの堀江氏がある。
中高一貫の男子校に通ったためか、女性に免疫がなくて、東大に入ってからも女の子と接するときはキョドっていて挙動不審となっていた。同窓会などで当時のクラスメイトに会うと、決まって「堀江くんって、完全にキョドってたよね」と笑い話に。
実は大人になってからも、球団買収騒動でメディアに騒がれていた頃も、プライベートで会う女の子には相変わらず挙動不審で、うまく話せなかった。普通に接することができるようになったのは30代の中盤になってからのこと。
全身コンプレックスの塊だった。
大学時代にヒッチハイクで旅をしたことで殻を破れた。
バツ1で元嫁と息子がいる。(どうも思わぬところ出身のようで・・・。この本を読んで堀江氏に親近感を感じたけど、これを知り、身近に、生々しさが増しました)
念のために断っておくと、堀江氏だって親に仕送りはするし、たまには旅行に連れて行くこともある。それは育ててくれた親に対する、当たり前の気持ちだ。あえて強調することでもないし、公表してこなかった。
受験生時代の睡眠時間は10時間は確保するようにしていた。いまも毎日できるだけ8時間は睡眠をとるように心掛けている。
・・・・等々という内容が書かれています。
しかし・・・
自分の欠点を自覚しても自分を変えるのは難しいですよね・・・
書籍の中で、『理詰めの言葉だけでは納得してもらえないし、あらぬ誤解を生んでします。そればかりか、ときには誰かを傷つけることだってある。僕の考えを理解してもらうためには・・・(中略)・・・言葉を尽くして丁寧に説明しなければならない。その認識が完全に抜け落ち、多くの誤解を招いてきた。これは最大の反省点である』・・・と記載がある。
おや?反省していたはずなのに、けっこう最近も、言葉足りなくて、ちょくちょくネット上で炎上騒動起こしていますよね・・・
(この書籍出版は2013年。なかなか人間の本質を変えるというのは難しいことで(笑))
ははは(笑)
完璧な人なんていませんよね・・・
そんなホリエモンの人間臭さも含めて、親近感。
時々笑えて、時々切なくなる本だった。
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