宿題よりも読書や家族の時間を 「低学年は宿題なし」の動き広がる
上記サイトを読みました。
いいなぁ・・・
秋田県式家庭学習が超ストレスです・・・
私の頭の中。
睡眠時間 > 遊び・手伝い・読書 > 勉強
情報時代に合わせた勉強 > 産業時代に合わせた勉強
まだ低学年だし、睡眠時間が長いんですよ・・・(そしてこれは削りたくない)
その一方、時代の変化に合わせた学びを家庭でも取り入れてあげたい・・・
(それなりに学校テスト等による確認で基礎学力問題ないレベルであること前提ですが)
結果、ほんとうは勉強よりも優先と思っているのに、手伝いの時間が犠牲になっているかなぁ・・・(遊ぶ時間を削るのは息子の性格上、無理。そして私の方も、英語と読書のこだわりは譲れない)
手伝いから学ぶことも多いと思うのだけど手伝い時間とれていませんね(苦笑)
(いくら優秀な学校卒でも、手伝いや遊びをしてこなかった子は使えない子が多いと語る経営者や人事担当の記事を見かけることがありますが、共感す)
学校の宿題、なくなっちゃえばいいのに。ボソッ
ちなみに、担任の先生によって、家庭学習の指導等がだいぶ違うらしいことを最近知る。
息子は自主ノート2ページと指導されるけど、他のクラスは1ページでもよかったり。
掛け算の順序が、息子のクラスはかける順序をルール通りにしないとバツだけど、他のクラスは逆でもマルだったり。
(『世界的には、順序を不問とする地域と、以上のような順序とは逆の順序を主流とする文化圏がある。中国では、かけ算の導入時から、因子 × 因子 = 積と、左右が対等な形で教え、両方の順序を示している。アメリカでは、「一般的に指導されているかけ算の意味は、(いくつ分)×(ひとつ分) = (全部の数)であり、日本のそれとは順序が逆である」とされる。しかし、数学教育において、式の順序は重視されていないようである。』wikiより引用)
そういえば、意外と教育現場は昭和の指導が続いていて、やっぱりそうですよね・・・と。
1年生の頃から息子たちが学校の先生が怖い怖いと言っていましたが、けっこう注意を繰り返しても同じことをする場合は、いろんな指導メニューがあるようで(苦笑)。
廊下に出されることも定番メニューのようです。
こういった指導は賛否あると思いますが、クチで言ってわかる子ばかりなら先生達も苦労しない、やんちゃすぎる子供達が多数いる中で、学級崩壊を起こさずにクラスをまとめていこうと思ったら、やむなしと理解できます・・・
息子も小1の前半ぐらいまでは、123マジックの効果絶大で、口頭でのコントロールでなんとかなっていましたが、最近はげんこつも増えました(苦笑)。
ほんと子供によって個性が違いまして、2,3回言えば分かる子もいれば、20回、30回言っても改善しない子もいるのです・・・
育てやすい子しか知らない親には理解してもらえない指導法かもしれませんが、そうでない親なら、叱る(怒る)、褒めるのメリハリは大事・・・と、共感できる人も多いかと・・・
フィンランド等をみていましても、教育が数十年後の国の産業や経済に大きな影響を持つことは想像にたやすく。
秋田と同じ(それ以上?)寒いフィンランドがこれだけ教育で変わったことを考えれば、冬を言い訳にできず、秋田にも可能性があるのではと思うのですけど、いまの教育じゃ無理だと思う・・・
秋田が変わるための教育ビジョンとして、2つの側面からのアプローチが考えられるけど、どっちも現状じゃダメで・・・
ドラゴン桜(漫画)で、「社会にはルールがある、その上で生きていかなければならない、世の中、頭のいいやつがルールをつくっている、つまり頭のいいやつに都合のいいルールをつくっている、だから東大へ行け」というような話の内容があるようですね。
そう、だから学力テスト1位とかは確かに素晴らしいけど、中の上クラスの学力の子を量産したところで秋田は変わらないのですよ。結局、ルールをつくる側の人達に人材を供給して終わる。
どっち側の人材を育てることができるかが、地方生き残りには重要ですのに。
秋田の親子は圧倒的に大学受験を考えたときに教育環境不利です。情報格差等、経済的問題以前の問題です。難関大目指せる素質ある子も、秋田の教育じゃ潰されて、よほど地頭よくなければ東大とかは無理だろうと思います。
なので、秋田の教育が最終的に難関大学合格者を多数輩出し、日本の大企業幹部や政治家、官僚になるような子をたくさん育てられているわけでないので、秋田の教育の目標が社会で有利になるような最終的な学力ではないことは感じています。(つまり秋田に都合のよい企業誘致や政策つくるのが難しい⇒結果、衰退)
かといって、もう1つの側面からアプローチを考えたいところですが、秋田県の起業率は全国最低レベルからもわかる通り、イノベーターや起業家といった新しいことを生み出そうという人材も育てられていないように思います。
フィンランドの凄いところは、アメリカ等の国々に比べて非常に年間授業数が少なく、更に宿題も少ない(夏休みは2か月で宿題なし)にも関わらず、高学力。
フィンランドの教育のように教育の質を厳選して、子供が子供らしく過ごす時間を大切にしてあげられたら、イノベーターも育ちやすいのだろうなと想像・・・
(日本もゆとり教育しようとしたけど、本質を誤って失敗したんだよね・・・)
なので、学校の勉強を仕事に例えるなら、所定労働時間(学校時間)が終わっても残業(放課後)、休日出勤(休日学習)と、学校の勉強から解放されることがない、いまの秋田の子供達をみていると、自由な発想で自分の頭で考える時間がどんどん奪われていくようで、想像力や思考力、自主性等の成長を考えると心配になります・・・
教育のゴールを考えるとするなら、ルールをつくる側を目指すか、自立して稼げる人を目指すか・・・いろいろ親として子供の適性を見ながら、どこを伸ばしてあげるのが子供の将来につながるか考えると思うのですけど。
普通に就職がゴールなら、秋田のいまの教育を変える必要ないけど、秋田残りたいなら普通に就職が難しくなってきてるからなぁ・・・
役所等で、そこそこの普通高校出た若い子が非常勤職員やっているのを見ると、戦略的に中学生時代からしっかり進路指導できる大人が必要で、とりあえず普通高校でなく、よく適性考えた上で、学校偏差値下げても工業高校とか行ったほうが地元の優良企業に入れるケースも多くて、押し付けでなく、周りの大人が社会に出るまでをゴールに教育を考えてあげることは大事だと思うんですよね・・・
(だから県外流出・苦笑)
学校にも家庭学習ぐらいは好きにやらせて欲しいと、さりげなく伝えているのですが、あまり主張するとモンペ扱いされないか不安…(苦笑)
まー 少数派意見の愚痴です。
適当に流してください(苦笑)
(毎回フォローしていますが、秋田の先生達は非常に優秀だと思います。そこは感謝しています。念のため)
追記
学力テスト1位でも、それが地域経済の成長に反映されてなければ、結局、どんな人材を育てたいかのビジョンがなく、なんのための教育なのか、教育の目標をどこにおいているのかに疑問ですよ・・・
ちなみに学力テストと大学進学実績はまったく相関がないので、いかに秋田が公立の枠内で井の中の蛙状態かが嘆かわしく、もっと視野広げてみてくださいと政治家には願ってしまいます。(上記リンク先をご覧ください)
佐賀も確かにあまりよくないですね。でも下位争いの方ですが、秋田より起業率は高いですね(笑) 又、旧七帝大+東工大+一橋大合格者数ランキングみると、高校3年生1000人あたり、佐賀14位、秋田24位。東大だけだと秋田27位、佐賀34位。あ、秋田、去年みたときより順位改善してきている♪w(20位以下になると似たような数字なんですがね(笑))
マラソンでいえば、途中時点の成績がよくて喜んでいる秋田。ゴールは見えていない、もしくは見ようとしない? 地方、もっと頑張らないとですよね・・・
秋田の状況について、下記のサイトより引用。
・「競争より横並びが大事」という県民性が成績の底上げを実現する一方、大学進学ではふるわないという、秋田の特殊事情。
http://dataonline.sblo.jp/article/31672331.html?fbclid=IwAR1CsFzk0FWdt1K912h0_ZGvnK4EN0YGCGS_7rqrEfEi1LfrAgGT59srUjs
・正答数が少ない、いわゆる“落ちこぼれ”の割合が他県に比べ小中学とも大幅に少なかった。
・「秋田の子供は中学で伸び悩み、大学受験で低迷する」という。昨年度の大学入試センター試験の7科目平均点は全国34位。大学進学率は約43%で、全国平均の約53%を10ポイント下回る37位にとどまっている。19年度の東大合格者数も東北で唯一、1けたの8人で、43位と低迷している。
・つまり、秋田の中学生は「平均値で他県を上回るが、上位層が薄い」
・「(上位層が薄いのは)これまでの教育方針での行き過ぎた平等主義の弊害もある」と県教委関係者。秋田の県民性には「おれもやらないからお前もやるな」というマイナスの横並び意識が強いとされ、「教師や子供、保護者に進学や立身出世の意欲が薄い」と教育関係者は口をそろえる。
・「できない子供が少ないということは、義務教育がうまく機能しているから。できる子を伸ばすのは義務教育の責任ではない」として、秋田の教育を評価する。
秋田の子どもたちは学年が上がるのにつれて、学力が伸びなくなるといわれているようです。つまり、できない子にはいいけれど、出来る子には横並びを押し付けて押さえつける教育をしているので、難しくなってくる中学校以降の勉強で伸び悩むってことかな・・・。
なんとなく、あ~ そうかもなーと思うのでした。
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