予想通りというか、こうゆう結果がでると、「だから英語よりもパソコンよりも、まずは日本語教育」的なコメントを見かける。
溜息しかでない・・・
ランキング、日本より上位の国は、読解力だけでなく、英語もITスキルも、多分、日本よりずっと上だよ?
Aを維持するためにBとCは諦めるでなくて、AもBもCも上げる・・・
他の国はできて、日本ができない理由は?
日本語が特殊?!
まぁ、変わりたくない人は、どこまでも、それらしい理由を持ってくるでしょう・・・
日本だけ世界の変化についていけていない・・・
この意識が変わらない限り、日本の転落は続いていくように思う・・・
ちなみに私は、国語こそ、授業時間削ってもよくない? 国語って、勉強する必要ある?・・・って疑問だった。
だって、現代文に関しては、テスト勉強やりようないっていうか、やらなくても、テストの結果がいつも良かったから。(いま思い返しても、現代文のためのテスト対策の勉強ってしたことないな・・・)
語彙増やすためなら、読書の宿題出しておけば・・・
まずは国語・・・っていう人は、具体的に、どういった国語力をイメージして言っているのだろう・・・
読解力や論理的な思考力は、童話や小説の鑑賞、感想を言い合うだけで身につくものではない。
例えば、フィンランドの小学校の国語の教科書には、説明書やら料理のレシピやら、様々な文書が登場するのね、確かにこういった題材からなら、読解力や論理力が鍛えられていくだろうなぁ・・・と感じる内容。
どちらかというと、いままでの日本の国語の教科書は、名作の鑑賞、道徳力の養成などに重きを置かれて、具体的に読解力や論理力を上げていくというプロセス内容が少なかったように思う。
それでも日常生活における経験や読書等が、語彙力、思考力の向上を補って、ぼやっとした国語教育でもなんとかなってきたのではないかと推測する。
ネットで、若者の日本語低下を嘆く記事があった。
領収書すら、まともに書く常識がないと・・・
本当に、日本語、国語力の問題なのだろうか?
むしろ私は、日本の子供達の、読書や多様な体験、経験の機会の減少が原因なんでないの?って気がするんですけどね・・・
(実際の体験には劣るけど、読書は経験を補い、語彙を増やしてくれる)
領収書は、日本語の問題でなく、たんなる経験値の低さ(いままでそういったことを知る機会がなかった)、に起因するものだと思う。
日本の子供および若者の、内向きで、多様な経験の幅が狭くなっていっていることに危機感を覚えた方が・・・
読解力は、多分、国語の授業数を増やしたら解決する・・・という性質のものではない気がするんですよね。
なんというか、私の場合は、脳内でパズルをするというか、わずかな差異を見極める処理をしているというか、深く思考のダイビングをして脳内の深層に潜って潜在意識に眠っている他の情報とマッチング処理していくというか、脳内の処理はそんな感じ。
なんとなく、脳内の神経回路で鍛えるべきところがあって、そこが弱いままだと、いくら時間をかけても読解力は上がらないと想像する。
あまり日本語だとか国語だとか関係ない。
映像、数字、言語、いろいろ・・・
語彙が多いほうが有利だろうけど、必ずしもたくさんの語彙は必要ない・・・って感じのイメージかなぁ・・・
(パソコンのCPU的な?)
PISA調査の順位自体は、まったく気にする必要ないと思う。
とはいえ、以前から、日本の子供達の読解力の低下を憂いる記事は、いろんなところで見かけていたので、PISAとは関係なく、どうにかしないといけない問題でしょうね。
それを踏まえての、2020年の教育改革だったでしょうから、これから変わっていくのを期待したいです。
古きよい時代を懐かしみ、変わりたくない人が多い日本・・・
教育の分野でも、新しいことに否定的な人が多い・・・
ほとんど趣味なようなもので、時折、海外の教育事情も調べてチェックするんですが、海外の教育事情、どんどん新しく進化してますよ・・・
例えば中国の小学生の方が論理的トレーニングをされているとか、
(参考)
フィンランドで小学生から使っているマインドマップ、韓国でもやっているとか、シンガポールの算数の教科書とか、探せば、いくらでも・・・
日本は、やはりちょっと昭和に引きずられすぎていると思う・・・
ランキングは、あくまでも目安であり、大事なのは、教育の結果、最終的にどのような国になったか・・・。
お勉強のランキングより、社会に出たあとの、人生の満足感、生産性、創造性、稼ぐ力等のほうが大事ですから、いちいちPISAの結果で一喜一憂することなく、国には本質的な方向を見間違うことなく教育改革を進めていってほしいです・・・
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