保育園生活最後の切ない保護者会・・・。問題児。育て方の問題でない、育てにくい子。

》雑感(教育関係)

今週は保育園生活最後の保育参加および保護者懇親会があり、懇親会の場では参加した保護者全員が、いままでの成長を振り返って一言ずつ発言する場がありました。

A君のお母さんが、涙声になりながら「うちの子供が乱暴で、怪我をさせてしまったお友達には本当に申し訳ないと思っています・・・。いつも家でも言い聞かせているんですけど・・・。これから小学生になるにあたり、うちの子と同じクラスになったら嫌だなと思っている人もいると思います。本当に、言い聞かせているんですが、私ももうどうしたらいいか・・・(涙声で声詰まる)」というような内容のお話をされました。

又、B君のお母さんからは、「気分にムラがあり、攻撃的な言葉でお友達とトラブルを起こすことも多かったと思います。隠しても仕方ないので・・・、しかるべき専門の人に相談しており、小学校でも特別な支援を受けられるように相談しています・・・」とのお話が・・・。

お母さんの気持ちを考えると私も思わず切なくなり泣きそうになりましたが、ある日、息子を保育園に迎えに行ったら、息子がうつ伏せになり横たわって動かないでいて、ふざけている雰囲気でもなく驚いて息子を抱き起して、息子が落ち着いてから事情を聞いたところ、「A君に攻撃されて、倒れて床に頭を打って痛くて動けなかった・・・」ということもありましたので、複雑な心境です。(先生は多忙で気付いていなかった)
息子には「A君は多分、生まれつき、やっていいこと悪いことの判断が苦手な脳の部分があるんだよ。だけど悪いところあっても、それでA君全部が悪い子というわけでなくて、いいところもたくさんあるんだから仲良くしないとだめだよ。でも、危険を感じたときは全力で逃げないと駄目だよ。あとお友達がA君から攻撃されている時も助けてあげて。1人で無理なときは助けよんで。先生も大変だから先生待っていたら遅い時もあるから」と伝えています・・・。
保育園の送り迎えの際、頻繁に誰かしらA君から攻撃をされているのを見かけます・・・。

A君は、じっと座って話を聞いていれないし、好き勝手にどこかに行ってしまったりするし、かなり攻撃的で、いろんな子に乱暴をするので、クラスを担当している2人の先生のうち1人は、ほぼA君につきっきりという時間が長い状態が続いています。
そうなると、本来、全体に振り分けられる先生の子供たちへの気配りが減るわけで、目が行き届かなくなる結果、いろいろと影響も出ていると思われるわけで・・・
これが小学校だったら、授業が進まなくなるだろうなぁ~、更には成長とともにパワーも強くなるから、もっとオオゴトの怪我とかさせられるかもしれないと、親としては心配になるわけで、とはいえ、A君のお母さんのことを考えると複雑な心境・・・。

A君のお母さんもB君のお母さんのように、ちゃんと専門のところに相談しに行っていて、今後のことを考えられるようになっていればいいなぁ・・・と思う。
障害のことがわからず、本人の努力不足だとか頑張りが足りないとか責めつづけられたら子供も辛くて劣等感もってますます悪循環になるし、親自身も育て方が悪いと周りに責められ自責に苦しむことになりかねないので、多分、こういったことは早くわかったほうが、本人にとっても周りにとってもよいと思う・・・。

幼児期は言葉が上手く喋れない分、手がでたり噛んだりはよくあることで、あまり気にされないで成長していくのですが、年長さんぐらいになっても人の話が聞けなかったり非常に攻撃的なのが続く子は、こうゆう背景を抱えているかもしれないということで、同じ親として、ちょっと切なくなった保護者懇親会でした・・・

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