秋田県の公立高等学校入学者選抜制度が変わるらしい

》雑感(教育関係)

「新しい公立高等学校入学者選抜制度について」(素案)に関する意見募集 (パブリックコメント)の実施について

素案をさらっと見ましたが····

現行がどういう基準かよくわからないのですけど、改革案は1年生から成績が調査書の対象になるようで、これだと、早生まれの子や男の子には不利かも····と、ちょっと気になりました。
あれだけ南中の入試で男女比の差がある事実を考えると、成熟した大人じゃないのだから、成長のタイミングは個人差があり、まだ成長に差がけっこうあるだろう早期の成績まで見るのは、なんだかなぁ··と。
他の県によっては、中3の成績だけ見るとか、もしくは3年間をみるけど、3年生の成績は2倍にするとか····。私も中2後期と中3前期だけの成績とかで良くない?と思うのですが。

あとちょっとあの素案だけだと漠然としすぎていて、特色選抜も同一日の受験だと、今までダメもとで、やりたい部活があって挑戦していた子が一発勝負だとリスクとれなくて始めから諦めることになったりしないかとか、いろいろモヤモヤ想像····
かといって、特色枠を広げられすぎると、特に実業高校とか狭い枠の高倍率の学校、特技ないけど本気で入りたい一般の子が非常に狭き門になって可哀想です。

そして中央地区は、あまり2次募集ないじゃん····
少子化及び私学保護、この政策のしわ寄せで、中央地区の家庭ばかりが、私立の受験との併願の金銭的負担、公立に入れなかった場合の、公立との差額負担を押し付けられている現状、どうなんでしょうね····

パブリックコメント求めるにしても、もうちょっと具体的まで落しこんだ叩き台作ってほしかったな。ほんと、ざっくり過ぎて、ツッコミ入れたくても、入れにくい。
あまり細かいツッコミきたら困るから、それが狙い?!
さらっとネット見た限り、埼玉は基準がはっきりしてるんですね。
下記リンクとか参考

https://up-station.jp/entrance-examination/naishinten/
このぐらい秋田も透明化されるのかしら?

誰しも納得するような結論は難しいでしょうが、それでも可能な限り納得されるような制度になるといいですね····

それにしても内申書····

私は中学生の時、ほんと理科は得意でして、あまり勉強しなくても、定期テストで95点以上とれるのが普通でした。

でも通信簿には「4」····

んー、5じゃない····

理由は薄々、心当たりが。

とても授業態度が悪かったんですよね😅

理科の先生、いい先生でしたが、生徒に舐められる先生で、うるさくする生徒が発生しがちで···

同じように得意だった数学は、先生が厳しかったので、ふざける生徒も少なく、私も授業態度宜しく、納得いく5段階評価の数字がついていました。

ほんと、理科は得意だっただけに、授業態度がよければ違ってたかもなぁ····と、評価にモヤってしたものが残りました。

以上の経験を踏まえて考えると、厳しい先生が多い学校の生徒は内申書を考えると有利?
でも内申書のために調教された犬になる、それでいいのか?!

個人的には内申書のシステム、嫌い。
なくなっちゃえばいいのに。
先生や学校によって評価が変わる要素を消し去ることは無理でしょう·····
生徒や保護者が逆に先生を評価するシステムあればいいのに。

またうだうだと長くなりました。
このへんで。

後日追記

なるほど。特色選抜というのが、全国的に流行りになってきているのですね。秋田と同じように、これからやる予定のところもあれば、先行して既にのところも。例えば、福井県の要綱では、具体的に◯高校はこのスポーツを◯人、と公開するパターン。なんとなくイメージできてきた。

2020.3.19 追記

一応、思っているだけでなく、パブリックコメント募集に対して、締め切りに間に合うように、2月にかな?、意見は送っております。
関係者がこのブログを見つけてしまったら、すぐ身バレしてしまいますね。
(匿名でお願いします・・・)

いま読み返すと、またちょこちょこ考えが変わっていたりもするのですが、あまりこの問題に時間をとられている暇もないので、このへんで・・・

それにしても拙い文章で意見書を送ってしまっていることについては、関係者に、お詫び申し上げます・・・

意見の内容

①改革案は1年生から成績が調査書の対象変更とのこと。これだと、早生まれの子や男の子には不利です。あれだけ南中の入試で男女比の差がある事実を考えると、成熟した大人じゃないのだから、成長のタイミングは個人差があり、まだ脳の成長に差がけっこうあるだろう早期の成績まで見る必要はないのでは。ハンデの考慮が少なくて済む、東京都のように従来通りの中学3年生の成績だけを対象とすることを強く希望する。(範囲を広げたとしても中2後期と中3前期だけの成績で良いかと)。

又、先生や学校の違いによって5段階評価の数字が変わる要素を消し去ることは無理である(絶対に公平とは言い切れないであろう)。調整評定値の点数が大きくなりすぎないようにお願いしたい。

②改革案の素案が漠然としすぎている。もう少し詳細に具体的な事例案を出してくれないと、コメントのしようがない。他県では福井県など既に先行して特色選抜を導入している県もある。指摘されるまでもなく、他県の入試制度は研究されていて、ある程度は、秋田県はこのようにやるという見通しはあるものと思います。それを提示してくれないか。その上で、もう1度、パブリックコメントを募集してもらいたい。

③改革案では、一般と特色選抜を同一日の受験にしようとしているが、それだと、今までダメもとで、やりたい部活があって挑戦していた子が一発勝負となり、リスクをとれなくて始めから諦めることになる。(尚、特色枠を広げられすぎると、特に実業高校とか狭い枠の高倍率の学校、特技ないけど本気で入りたい一般の子が非常に狭き門になって可哀想であるので、枠はほどほどでお願いしたい)

福井県式のように入試の際に、事前に各校で具体的に◯高校はこのスポーツを◯人と公表の上、特色選抜を希望する生徒に対しては、入試の前に書類及び面接(書類選考通過者のみ)で審査をし、各校が決めた枠内までの人数に対して、特別活動等の記録としての点数を決定し付与、入試願書の締め切り前までにその点数を生徒に通知し、その点数(下駄)をもって志望校を本当に受験するか生徒が判断できるようにすればよいのではないか。

(例:12月上旬にA校の特色選抜審査の結果、野球3人または合計180点枠のところA君は60点の点数付与。B君は優秀選手ほどではないため40点付与、C君は・・・。これによりA君はA校を受験するなら入試の点数等に60点を加算。しかし、一般入試の生徒より60点の下駄をはいても受験が厳しいと判断した場合は、特色選抜加算点はなくなるが、他の高校を受験するという選択も可能とする。受け入れ学校としても、選抜と一般の学力差があまりにもかけ離れて授業に支障がでることを避けることができる)

④選抜基準を各校それぞれで定め、埼玉県並みに、透明性のあるものにしてほしい。

(埼玉の制度設計自体はよく思っていないので、そのまま真似はしてほしくないですが)

(案)学力検査の点数(500点満点)+[調査書:学習の記録の得点(従来通りの最大65点)+特別活動等の記録の得点(特色選抜審査で決定、上限70点)+その他の項目の得点(資格等、上限65点)=200点満点]

第1次選抜(60%を入学許可候補者とする)

学力検査(500点)+調査書(200点)=合計700点

第2次選抜(40%を入学許可候補者とする)

学力検査(500点)+調査書(200点×0.5)=合計600点

※調査書へ掛ける係数は各校に委ねる。進学校においては多様性のある学生を選抜しつつ、学力重視での選抜もできる埼玉の段階的選抜方式、なかなかよいと思われる。

⑤入試制度を変えるということは、その自治体にとって、将来、どんな人材が育って欲しいかをしめす指標になると思う。現状、秋田県は運動系の課外活動は評価されていますが、それに比べると、もう少し文化系、勉強系も評価されてもよいように思うのですが・・・。

大学入試において、秋田県の難関大学合格実績が低いのは、高校だけが悪いのではなく、義務教育時点にも非常に課題がある。首都圏では小学生時代から熾烈な受験勉強があり、地方の公立中学校とは別次元の勉強を積み重ねてきた子達と、大学受験では競争となる。

(既に小学生時代から、首都圏の教育熱心な家庭では、学校の教科書レベルとは別次元の勉強をしている。学校算数だけで受験算数の存在すら知らない人が秋田は多数だと思われる。この差を高校に入ってから埋めようとしても、かなり厳しいし、受験は情報戦ともいうのに秋田は情報収集能力が低い)

学力テストの成績で安心して、別次元の教育は自分たちとは無縁と、義務教育の段階で、秋田の教育は、落ちこぼれにはよいが、出来る子を潰すような、枠にはめる教育を子供たちに押し付けているように感じる。特に最悪なのが「秋田県式家庭学習ノート」。

本当にベストの方法なのか論理的検証もなく指導が思考停止しているように感じる。「何のためか?」を考えることなく、手段が目的化しているように感じる時もある。

秋田の義務教育段階の先生たちは、集団的指導は優れているかもしれないが、個別指導については研究が足りず民間の学習塾等に劣る。にもかかわらず、家庭学習にまで、本来は個別指導的でありたいところ、集団的指導の思想で同質的であるように枠にはめることを押し付けてくる。そろそろ昭和的指導はやめて、ノートによる管理でなく、勉強のやり方は各自に任せ、自分で時間管理ができるようになる指導に切り替えていってもらいたい・・・。ノートを仕上げること(作業)に満足し、効率よい自分に合った勉強法が身についていない子も多い。

(念のため、補足。秋田の先生達が優秀なのは感じており、そこは感謝しています)

東大合格、東京は高校生100人あたり1人、秋田は1000人あたり1人・・・

本当に秋田が教育に力を入れているというのなら、運動系だけでなく、数学オリンピック、英検、将棋、PC検定、数検など、運動が苦手な子でも自分の強みを見つけ努力することで、評価され認められる対象項目を増やして欲しい。

運動で吹きこぼれる子は称賛されますが、勉強で吹きこぼれる子は、学校では、先生から扱いに困られて不遇に過ごしていることも多いです。運動以外の才能も、評価し、伸ばしていける秋田県であって欲しいです。(部活ばかり評価される現状は、ブラック部活動を助長していることに加担していると認識してくださるようお願いします。私立ならよいですが、公立で特色選抜枠5割は高すぎに感じます。制度設計上、上限5割でも構いませんが、公立校としての、各校の良識を信じたいです)

<埼玉県の事例>

○取得資格等 以下の資格を取得している場合、等級に応じて評価し、得点を与える。 漢字検定2級以上、英語検定2級以上、 数学検定準1級以上、TOEFL(iBT)50点以上、TOEIC500点以上、 珠算初段以上、囲碁4段以上、 将棋4段以上など 

※埼玉県以外でも、英検等取得すると、受験の際に加点の取り扱いをしている県が複数。

入試が変わると早いうちから対策して勉強する子が増える効果が見込まれ、結果として、秋田県の学力底上げにもつながるので、特に英検に関しては、他県の事例を収集し、秋田県でも入試の加点対象になるように検討していただきたい。

⑥最後に・・・制度改革についての意見ではないですが、

少子化及び過疎地域の学校と私立学校保護、この政策のしわ寄せで、中央地区の家庭ばかりが、私立の受験との併願の金銭的負担、公立に入れなかった場合の、公立との差額負担を押し付けられている現状に不満をもっております。(所得によって補助がでるにしても、そういう問題ではありません)

政策のしわ寄せで、中央地区の保護者および生徒を調整弁につかうというのなら、経済的負担が県北、県南の家庭と同等でないと公平でないように思うのですが。

県北や県南は定員割れが多く、二次募集で公立に入れる可能性が非常に高いです。

中央地区は・・・。ただでさえ秋田県の人口が減少して、少ない子供たちをどう教育するかに秋田の未来がかかっているのに、調整弁につかわれることを残念に思っています。

(首都圏のように私立が経営努力して公立より入りたいと思えるぐらい魅力をつければよいと思うのですが。なぁなぁでやって、子供を犠牲にしているとしか思えません・・・。定員割れしていたわけでないのに、企業が欲しがり地元定着率もよい秋田工業高校等の実業高校の定員を減らしていったことは秋田の将来を考えると理解に苦しみます。秋田の起業率は全国最下位レベル、進学実績も中途半端。同調圧力、同質性の集まり・・・。やや秋田の教育に失望しています)

今後も私学保護の方針で中央地区の家庭にしわ寄せが続くというのなら、親の所得金額に関係なく、公立と同等の経済的負担で済むような政策をお願いします。

(もし私の勘違いで県内の私立高校に通った場合と公立に通った場合で、入試にかかる費用および入学金、年間授業料等の学費総額が変わらないというのなら、その具体的な比較データが知りたいです)

と、どこにこの愚痴を伝えたらよいのでしょう・・・

少子化にもかかわらず、私が学生時代の頃より、高校受験の際に私立と併願、そして公立高校に落ちたという声を聞くことが多くなったような気がします。実際、中央地区の公立高校の倍率は、全体的に昔より高くなっているように思えます。気のせいでしょうか・・・。気のせいかもしれませんね。

以上、思いつくまま、せっかくの機会なので意見を書かせていただきました。文章を推敲すると時間がとられ辛いので、このままで送らせていただきます。不快にさせてしまう表現等がありましたら、申し訳ありません。

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